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リテールDX調査 7割の人がリアル店舗での買い物にワクワクを感じていない

経営戦略

2022/11/01 12:00

 電通デジタルは10月28日に、東京都・名古屋市・大阪市に在住する15~69歳の男女600名を対象に実施した、「リテールDX調査(2022年版)」の結果を発表した。同調査は、リテール業界において加速的に進行しているDXの支援に向けて、生活者の実態を把握することを目的として、6月14日~16日の期間に行われている。

行くと“ワクワクする”店舗は「百貨店」と「家電量販店」が最多に

 調査対象者に、店舗に行くと“ワクワクする”と感じるものをすべて選んでもらったところ(複数回答)、「百貨店」と「家電量販店」(どちらも33%)がもっとも多く、「コンビニエンスストア」(16%)は最下位となった。
行くと“ワクワクする”店舗への来店頻度が高い傾向に

 平日・休日合わせて、店舗にはどのくらいの頻度で行くかを尋ねた質問では、いずれの業態も行くと“ワクワクする”店舗への来店頻度が高い傾向にある。
コンビニエンスストアの“ワクワクする”要因「家からの距離が近い」「音(BGM)」が上位に

 普段行くコンビニエンスストアの「空間・立地」について、気に入っているポイントとしては(複数回答)、「家から店舗までの距離が近い」と「音(BGM)がよい」が上位となった。
スーパーマーケットの“ワクワクする”要因は商品の「質の高さ」「安さ」および「店舗限定商品」

 普段行くスーパーマーケットの「商品」について、気に入っているポイントとしては(複数回答)、「商品の質が高い」「商品を安く購入できる」「店舗限定商品がある」が上位を占めている。
ドラッグストアの“ワクワクする”要因は「商品を安く購入できる」

 普段行くドラッグストアの「商品」について、気に入っているポイントとしては(複数回答)、「商品を安く購入できる」が最多となった。
店舗におけるデジタルサービスの利用経験、「セルフレジ」「セミセルフレジ」などが半数超に

 店舗における、各種デジタルサービスの利用経験を尋ねたところ(複数回答)、「オンラインショッピング」「セルフレジ」「セミセルフレジ」「モバイルオーダー」「デリバリー」の利用経験が半数超に達している。
店舗におけるデジタルサービス利用のきっかけ、「お得になるから」「便利になるから」とともに
「利用したいサービスに不可欠だったから」という回答も

 店舗におけるデジタルサービスのうち、「現在利用している」「過去利用していたが、現在は利用していない」と回答したものについて、利用し始めた理由・きっかけを尋ねた質問では、いずれのサービスも「お得になるから」「便利になるから」という回答が多かった一方で、「利用したいサービスに不可欠だったから」という受動的なきっかけを挙げる回答も多くみられた。
 
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