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MCPC、モバイル充電安全認証が進む 1000万台以上が市場に導入と想定

暮らし

2022/09/07 07:00

 モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)は、「モバイル充電安全認証」の普及を進めている。現在、認証製品1000万台以上が市場に導入されたとMCPCでは想定している。
 


 MCPCでは、モバイル安全認証の取り組み(現在31社参加)を2014年度から開始。モバイル端末(スマートフォンなど)とその充電関連機器の発煙・発火を防止するためにUSB充電器本体、モバイルバッテリ、充電ケーブル、USBから給電される機器に関する安全設計ガイドラインと検査規格を制定し、対象製品の検査を「モバイル充電安全認証」として進めてきた。

 現在までに国内外を含む22社81製品が検査に合格し、認証マークが付与され、公表されている。また、認証された製品1000万台以上が市場に導入されたと想定している。この認証は、利用者向け注意喚起として消費者庁、国民生活センター、製品評価技術基盤機構、東京消防庁などからも評価を得ているという。

 また、モバイル機器を濡れたままの状態で充電したり、モバイル機器やモバイルバッテリに衝撃や過度な外圧を加えたりすると、発煙・発火などの危険性があることを広く知ってもらうために、キャッチフレーズ・ロゴマークを作成した。キャッチフレーズ・ロゴマークの「キケン!水ぬれ充電」「あぶない!電池への衝撃」はMCPC会員・会員外の移動通信会社、製造メーカー、販売事業者などを通じて、製品パッケージや取扱説明書に掲示することで、モバイル機器やモバイルバッテリ事故に対する利用者の認識向上を図っている。

 なお、USB充電器、モバイルバッテリ、充電ケーブルは中国、台湾などの日本国外で設計製造されることが多いために、安全設計ガイドラインの説明会をすでに深セン、台北でも開催し、現地の製造業者が参加した。ガイドラインは日本語、英語で作成されており、MCPCのホームページでも公開している。