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欲しい情報もデマも自動拡散!? Twitterでよく見る「ボット」の正体

時事ネタ

2022/08/10 18:00

【こっそりミームを教えます・48】 インターネットやSNS上で「ボット」という言葉を目にしたことはないだろうか。とくにTwitterで見かけることの多いこの単語。一体どんな意味があるのか、使い方も併せて紹介しよう。

ボットには“中の人”がいることも!?(画像はイメージ)

自動でプログラムを実行する「ボット」とは

 そもそも「ボット」とは「ロボット」が略されたもの。Web上であらかじめ決められたアクションを繰り返すよう設定されたアプリケーションのことだ。さまざまな場面で使われているが、一般的にインターネット上でよく見かける「ボット」はSNSでの自動投稿・返信システムではないだろうか。

 分かりやすい例を挙げれば、企業のLINE公式アカウントもボットの一種。お得な情報やお知らせを自動投稿するようプログラムされている。LINEを使ったチャットボットも、宅配便の荷物問い合わせなどで利用したことがある人も多いだろう。

 基本的にはコンピュータのプログラムによって動く「ボット」だが、Twitterでは“中の人”が存在するケースもあるようだ。例えば、有名人が発した言葉を引用してつぶやく「有名人の非公式ボット」。特定の有名人がメディアなどで発言した内容を“中の人”があらかじめ登録し、決まった時間に発信するよう設定している。手動と自動が半々で運用されている例だ。

 また、特定分野の内容をメインにつぶやいて「ボット」的に使うアカウントも存在する。全国のゲームセンターの閉店情報を集めてつぶやいたり、定期的に可愛い猫の写真をアップするなど趣味性が高いものが多いため、見ていて飽きない。

 興味のある分野の情報を得やすい「ボット」だが、一方で「拡散ボット」と呼ばれる「リツイート」を繰り返すボットも存在する。そういったボットではフェイクニュースが拡散されることも多々あるので、情報の真偽はしっかりと確かめるよう注意したい。(フリーライター・井原亘)

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている