• ホーム
  • トレンド
  • 日本初の“泊まれる競輪場”が岡山県玉野市にオープン! 瀬戸内の島旅拠点にも

日本初の“泊まれる競輪場”が岡山県玉野市にオープン! 瀬戸内の島旅拠点にも

暮らし

2022/03/30 09:00

 温故知新は、岡山県にある玉野競輪場の包括運営を担うチャリ・ロトからホテル運営を受託し、玉野競輪場と一体型のライフスタイルホテル「KEIRIN HOTEL 10」を、3月26日にグランドオープンした。

玉野競輪場と一体型のライフスタイルホテル
「KEIRIN HOTEL 10」がオープン

 「KEIRIN HOTEL 10」は、1950年に開場し72年の歴史をもつ玉野競輪場が、日本初となるホテル一体型スタジアムとして、競走路を取り囲むようにスタンド棟と、全149室のホテル棟を備えた施設としてリニューアルした。全149室の客室のうち126室がバンク側(競走路)に面しているので、眼下に日々の練習風景を眺め、またバンクの先には瀬戸内海を望む、非日常的なスタジアムの景色が広がる。

 瀬戸内へのフェリー乗り場に車で5分と近く、直島にフェリーで20分と日帰り旅の拠点にも最適なため、瀬戸内芸術祭にも好立地となっている。
 
廃材利用のBEFORE & AFTER 一例

 昔の競輪場の記憶を受け継ぐホテルとして、廃材を再活用し館内のオブジェや家具などにリメイクしている。また、競輪や自転車などをモチーフにしたデザインを施し、人々がデザインをきっかけに、過去に思いを馳せてもらえるよう、備品なども細部にまでこだわっている。
 
ホテル客室(上段)、内観と外観(下段)

 競輪は主に9人でレースを競うことから、客室は、宿泊者が10番目の選手になった気持ちで過ごせるよう、“スタイリッシュなロッカールーム”をイメージ。5階以上のすべての客室にテラスがあり、バンクをより間近に感じる非日常を感じられる。インテリアや備品は細部にまでこだわり、自転車や競輪、スポーツをモチーフに。ナイトウエアは、競輪のユニフォームがモチーフとなっている。
 
スタジアムレストラン「FORQ」ではレース観戦しながらの食事が可能

 スタジアムレストラン「FORQ」では、瀬戸内の食材を使ったスパイス料理やオリジナルスイーツを提供。クラフトビールを片手に、窓側はバンクに向いた座席で、目の前で繰り広げられるレースを観戦しながらの食事が可能。非レース開催時は、モニターでのパブリックビューイングを楽しむことができる。

 オリジナルの瀬戸内スイーツも用意しているので、カフェとしての利用もおすすめ。ホテル宿泊者だけでなく、競輪場来場者や観光客にも、気軽に利用できるカジュアルなレストランとなっている。メニューの一部は、東京神宮前の人気レストラン「ヘンドリクス」が監修を務めている。

 「KEIRIN HOTEL 10 SHOP」では、競輪や自転車をモチーフにした、ポップなデザインのオリジナルグッズを多数展開。様々なクリエイターや岡山のカフェとコラボレーションして制作したアイテムは、キャップ、Tシャツ、トートバッグ、サンダル、コーヒーバッグなど10種類以上。アパレルアイテムなど、旅の記念やお土産としてはもちろん、瀬戸内の島旅や普段使いにもおすすめのグッズが揃っている。

 宿泊料金は、バンクビューコンパクトダブルが1人1室8360円から。