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「父の日」軽視の傾向、“とくに何もしない”前年比15.9ポイント増

時事ネタ

2021/06/04 19:00

 父の日に特化した情報サイト「父の日.jp」が、「父の日に関するアンケート調査」の結果を発表した。今年の日程は6月20日だ。

父の日に関するアンケート調査を実施した
「父の日.jp」

 調査では、父の日に「とくに何もしない」が40.4%。前年の24.5%から15.9ポイントの増加だ。2019年は38.0%だった。前年は、コロナ禍に突入していたこともあり、気軽に会うことができなくなったことで、感謝の気持ちを何らかの形で伝えようという動きがあった。ただ、1年以上が経過し「慣れ」が生まれた結果、父の日を特別意識しなくなり、コロナ禍以前の状況に戻ったようだ。「毎年贈っている」と回答したのは37.0%だった。
 
2021年「父の日.jp」の調査結果

 一方、母の日のアンケート調査では、「母の日にギフトを贈りますか?」という質問に対し、19年で53.0%、20年で56.5%、21年で52.4%が「毎年贈っている」と答えた。3年連続で過半数を占めている。父の日で多かった「何もしない」と回答したのは、21年が17.6%だった。
 
2021年「母の日.me」の調査結果

 この結果を比べると、父の日はギフトを贈る人が少ないといえる。また、父の日と異なり、母の日は新型コロナの影響をあまり受けておらず、特別なことがなくても感謝の気持ちを伝えるイベントとして定着しているとみられている。全国の父親にとっては、少し切ない結果だ。

 調査は、全国の10~70代の男女500人を対象に、21年2月8~18日の期間、インターネット上で実施した。