• ホーム
  • 業界動向
  • 2021年ダイヤ改正、西武鉄道は紙の時刻表を発売せず 池袋発の一部駅の最終電車は特急

2021年ダイヤ改正、西武鉄道は紙の時刻表を発売せず 池袋発の一部駅の最終電車は特急

経営戦略

2021/01/27 19:40

 西武鉄道は1月26日、2021年ダイヤ改正(3月13日実施)の詳細を発表した。他社と同様、終電を繰り上げるほか、21年3月13日ダイヤ改正を反映した紙の時刻表「西武時刻表」の発行・販売を取りやめる。また、21年春の西武ゆうえんちのリニューアルにあわせ、駅名変更を実施する。

ダイヤ改正は2021年3月13日

 保守・工事の効率化を目的とした終電繰り上げは、山口線・多摩川線以外の全線(池袋線・西武秩父線・豊島線・狭山線・西武有楽町線・新宿線・拝島線・西武園線・多摩湖線・国分寺線)が対象。始発は現状通り。

 主要路線となる西武池袋線の池袋駅発の終電時刻(平日)は、飯能行きが23時52分、小手指行きが0時14分、保谷行きが0時18分、西武新宿線の西武新宿駅発の終電時刻(平日)は、本川越行きが23時42分、新所沢行きが0時14分となり、現行に比べて最大30分の繰り上げとなる。
 
池袋駅・高田馬場駅の行先別終電車発車時刻

 また、平日に限り、終電車の後に、池袋駅0時発・飯能行きの特急「むさし55号」、西武新宿駅23時54分発・本川越行きの特急「小江戸53号」を運行し、狭山ヶ丘~飯能駅間、東村山~本川越駅間の各駅は、この特急に乗車すると先行列車に追いつくため、事実上の終電は特急となる。こうした有料特急への誘導は平日日中でも行われている。このほか、平日の秩父鉄道との直通運転を取りやめるが、2020年4月から一時中止している土休日の直通運転はダイヤ改正に伴い、再開する。
 
現行ダイヤと新ダイヤの比較(一部抜粋)

 駅名変更についてはメインゲートとなる「遊園地西」駅を「西武園ゆうえんち」駅に、「西武遊園地」駅を「多摩湖」駅に変更する。改正後の各駅時刻表は3月上旬にウェブサイトで公開する。

 1月26日には、東急、東武、東京メトロも終電時刻の繰り上げなどを含むダイヤ改定の詳細を発表した。東京メトロは、全線で終電を繰り上げるほか、銀座線、丸ノ内線、東西線、千代田線、半蔵門線で、混雑の平準化を目的に運転本数のシフトや増発を行う。

 終電繰り上げや減便によって、鉄道の利便性が下がるといえるが、一方で乗り換えや列車到着待ちの隙間時間を有効活用できる「モバイルオーダー」や「ネットスーパー」など、スマートフォン向けサービス・アプリの利用者が増え、新たなビジネスチャンスが出てきそうだ。

オススメの記事