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楽天Edyの「Edyでポイント」のたまる対象が縮小 Tポイント・Pontaポイントの二重取りは不可に

 2012年6月のサービス名を変更を機に楽天グループに加わった電子マネー「楽天Edy」。略称は、旧名称の「Edy」だ。現在、楽天ポイントカードを兼ねた「Edy-楽天ポイントカード」が有料(税込み330円)、Edy機能付き楽天カード、おサイフケータイ(FeliCa搭載Androidスマートフォン)が発行無料。従来からの利用者を引き継ぎつつも、メインは楽天カード会員、おサイフケータイ対応機種ユーザーだ。

楽天グループの電子マネー「楽天Edy」

おサイフケータイ版の楽天Edyは好きなポイントがためられる

 Edy-楽天ポイントカードは、楽天ポイントをためるため、専用サイトで設定が必要。対して、おサイフケータイ版の楽天Edyでは、楽天Edyアプリで選択した好きなポイントをためることができ、利用するたびに「楽天ポイント以外のためたいポイントがたまる」点がひそかに人気を集めていたようだ。
 
おサイフケータイの楽天Edyの人気を支えていた「Edyでポイント」

 楽天Edyの公式サイトによると、ためることができるポイントは、楽天ポイント、ANAのマイル、Pontaポイント、au WALLET ポイント、ヨドバシゴールドポイント、Tポイント、エポスポイント、ビックポイント、マツキヨポイント、エディオンポイント、ドットマネー。2020年8月31日利用分までは、ヤマダポイントもためることができた。

 楽天Edyアプリを起動すると、9月25日時点で、楽天ポイント、ANAのマイル、Pontaポイント、ヨドバシゴールドポイント、エポスポイント、マツキヨポイント、エディオンポイント、ドットマネーから選択できる。しかし、10月1日から、au WALLETポイント、Pontaポイント、Tポイントのポイント設定受付を停止し、11月30日利用分をもってポイント付与を終了する。今回終了するポイントを設定していた場合は、変更手続きが必要だ。
 
サービス終了の告知

楽天Edyも自治体との合同キャンペーンを実施 自治体ポイントをEdyで付与

 大型ショッピングセンター、スーパー、ドラッグストアなどでは、iD、QUICPay、Suicaなどの交通系電子マネーとセットで、または楽天Edy単体で利用可能な店舗が比較的多い。ここ1、2年で新たに楽天Edyが利用可能になった店舗もある。

 電子マネーを調査対象に含めたキャッシュレス決済に関するインターネット調査結果によると、楽天Edyの利用者は多い模様。公式に「ポイント二重取り、三重取り」を公言していた、自由度のある「Edyでポイント」が愛用者の多さにつながっていたようだ。しかし、ポイントサービスの対象縮小による、チャージ時の楽天ポイント、支払い時のTポイント/Pontaポイントのポイント二重取り不可を機に、利用をやめる人が出るかもしれない。
 
マイナポイントに楽天Edyを選択し、条件を満たすと、
抽選で最大2万円分のEdyが当たるキャンペーンを実施中

 ソフトバンクグループとソフトバンク、ヤフーが共同出資するPayPayは今年7月から、「あなたのまちを応援プロジェクト」として、地方自治体と共同でキャンペーンを実施している。誰でもキャンペーン期間中に対象店舗でPayPayで支払うと、支払い金額の10~30%を還元される。
 
「楽天Edyがおトク! あなたの街×楽天Edy」を9月1日から展開中

 楽天Edyも「楽天Edyがおトク! あなたの街×楽天Edy」として、楽天Edyを利用するだけで自治体ポイントがもらえる自治体との合同キャンペーンを実施している。参加地域は、滋賀県、兵庫県三木市、徳島県、富山県魚津市、栃木県宇都宮市。なお、自治体ポイントはEdyで付与する。

 楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」の動作確認済の楽天モバイル公式スマートフォンの多くが該当する、おサイフケータイ対応機種ユーザーは、楽天ペイだけではなく、楽天Edyも利用シーンやキャンペーンによってはお得と覚えておこう。(BCN・嵯峨野 芙美)