「新型コロナウイルスをふせぐには」、厚生労働省が公開

経営戦略

2020/02/25 20:30

 厚生労働省(厚生省)は2月25日、新型コロナウイルスによる肺炎の影響が広がるなかで、「新型コロナウイルスを防ぐには」という啓発資料を公開した。

厚生労働省が公開した「新型コロナウイルスを防ぐには」

 厚生省の発表によると、新型コロナウイルス感染症の患者は、2月24日12時点で125例。感染拡大を懸念して、Jリーグが2月26日に開催予定の「2020JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第2節」の全試合を延期したり、日本野球機構(NPB)がオープン戦の開催可否を協議するなど、イベントやセミナーなどの中止・検討も相次いでいる。こうした状況を受けて、厚生省は「新型コロナウイルスを防ぐには」を公表した。

 同資料によると、「新型コロナウイルス感染症」は、発熱やのどの痛み、咳が長引くこと(1週間前後)が多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える方が多いことが特徴。特に高齢者や基礎疾患のある人は重症化しやすい可能性がある。飛沫感染と接触感染により感染するとされている。

 日常生活で気を付けることとしては、まず「手洗い」が大切だ。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などにこまめに石けんやアルコール消毒液で手を洗うこと。また、咳などの症状がある場合、手で押さえるのは控え、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえる「咳エチケット」を心がけてほしいという。

 持病がある場合や高齢者は重症化しやすい可能性があるので、できるだけ人込みの多い場所を避けるなど、一層注意が必要だ。このほか、発熱など風邪の症状が見られるときは、学校や会社を休む。発熱など風邪の症状があるなら、毎日、体温を測定して記録することを呼びかけている。

 具体的に、風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている(解熱剤を飲み続けなければならないときを含む)、強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある場合は、「『帰国者・接触者相談センター』にご相談ください」としている。不安がある場合などは、厚生労働省相談窓口(0120-565653、フリ―ダイヤル)に相談するといいだろう。

 加藤勝信厚生労働大臣は2月25日に記者会見を開き、「今が、今後の国内での健康被害を最小限に抑える極めて重要な時期」と強調。国民が一丸となって立ち向かうよう呼びかけた。