ロイヤリティ マーケティングが7月に実施した「暑さ対策」に関するインターネット調査によると、家に一人でいるときにエアコンの使用を控えるという節電行動の意識が高い一方、熱中症の自覚症状が薄いのは60代の一人暮らしの女性に多いことが分かった。年齢が上がるほどエアコンの使用を控え、熱中症の自覚症状が薄れる傾向にある「隠れ熱中症」に注意を促している。

ロイヤリティ マーケティングの「暑さ対策」調査(以下同じ)

 エアコン所有者(n=2776)の中で節電を意識して「家に一人でいる時はエアコンの使用を控えている」と答えたのは、「よくする」(39.6%)と「たまにする」(30.9%)を合わせて70.5%だった。

 ほかにも、涼しい場所をできるだけ大勢でシェアする「クールシェア」の行動もみられた。「できるだけ家族で一つの部屋に集まってエアコンを利用する」が67.0%、「日中の暑い時間帯は自宅以外の涼しい公共施設や商業施設で過ごす」が47.9%だった。
 

 「家に一人でいる時はエアコンの使用を控えている」と答えた人の性別・年代別内訳をみると、どの年代でも女性の方が高く、年代が上がるにつれて節電意識が高くなる。最多は60代以上の女性で80.4%となった。
 

 一方、「家に一人でいる時はエアコンの使用を控えている」で「よくする/たまにする」と答えた人に、室内での熱中症の経験を聞いたところ、20代は「医師に熱中症と診断されたことがある」(2.6%)と「熱中症と思われる症状になったことがある」(23.3%)と合わせて25.9%と高かったが、年代が上がるにつれて自覚症状が薄れていく傾向にあった。

 20代の25.9%に対して、60代以上はわずか8.2%まで下がる。熱中症と思われる症状の質問項目には、めまいや顔のほてり、筋肉のけいれん・手足のしびれ、だるさ・吐き気、異常に汗をかくなどが含まれているが、60代ではわずか7.3%だった。

 このことから、60代以上で、中でも一人暮らしの女性は「隠れ熱中症」になる危険性が高くなることが考えられる。家族や近所づきあいなどを通じて、日ごろから声をかけるなどして熱中症にならないように気をつけたい。