【BCN勉強会・2】 BCNは8月9日、東京・神田の本社セミナールームで、第2回の勉強会を開催した。1部は「岐路に立たされたデジカメ市場」というテーマで、BCNの道越一郎チーフエグゼクティブアナリストが市況を解説。2部は、東京理科大学の若林秀樹教授が「IoTと5GがもたらすIT・家電業界の再編を読む」というテーマで講演した。

第2回となるBCN勉強会を開催

 道越チーフエグゼクティブアナリストは、デジカメ市場で今年最大のトピックともいえるカシオのコンパクトデジタルカメラ市場からの撤退を踏まえて、急速に台頭するスマートフォンとの違いや市場の展望について語った。
 
BCNの道越一郎チーフエグゼクティブアナリスト

 後半で講演した若林教授は、元証券アナリストやヘッジファンドマネージャーを務めて、鴻海のシャープ買収や東芝メモリの売却を的中させたことでも知られる。IoTや5G(第5世代移動通信システム)の広大なネットワーク社会と高速通信時代の到来によって、ITや家電業界の各社の勢力図はどのように変わるのかなど、気になる話題について詳細な分析に基づいて予測した。
 
東京理科大学の若林秀樹教授

 証券会社を渡り歩いてきただけあって「投資家に株が上がるのかどうかを提示するのがアナリストの仕事。そのために未来を予測する必要があった」と語り、2019年に平成から年号が変わることから「昭和から平成にかけてバブルが崩壊したように、20年以降は不況になるのではないか」と予測。その理由について緻密に分析した。

 また、AIやIoT、ビッグデータ、インダストリー4.0が進展するなか、なぜ富士通とNECの売上高が増えないのか、どのような買収や再編が今後起きていくのかについても語った。

 「BCN勉強会」は、さまざまなテーマを設定し、アナリストや記者、あるいは大学教授などの有識者を招いて、注目の市場を分析したり、新しい市場を創造したりするためのリアルの場での交流を促す。