まもなく到来する夏休みに向けて、小売りの現場ではアウトドアコーナーが盛り上がっている。ここ数年は、オートキャンプやグランピングなど新しいアウトドアのスタイルが登場。ユーザーの裾野が広がり、トレンドにも変化が生じているようだ。この夏の最新の流行をディスカウントストア大手ドン・キホーテの売り場でリサーチした。

「MEGAドン・キホーテ大森山王店」のアウトドアコーナー

 今回、取材したのは「MEGAドン・キホーテ大森山王店」のアウトドアコーナー。本格的なキャンプでも使用できるテントやシュラフからちょっとしたレジャーで活用できる小物まで幅広い品揃えを誇っている。売り場を担当する川上真也ライフスタイルMDプランナーによると、同店のアウトドアコーナーでは花見前の時期から小物、GW前から大型のキャンプ用品が売れ始めるそうだ。
 
売り場を案内してくれた川上真也ライフスタイルMDプランナー

 一昔前は専門性の高いという印象が強かったキャンプをはじめとするアウトドアのレジャーだが、最近はファミリーの需要が高まっているという。取材当日も客層は主婦と思わしき若い女性が目立った。客層の変化は、商品のラインアップにも影響を与えている。

 「これまでは単色のシンプルなものがほとんどだったが、デザイン性の高いものが増えている。インスタ映えを意識して、購入されるお客様が多い」(川上プランナー)。店内には、有名メーカーとドンキがコラボしたオリジナルデザインの商品も展示していて、同社としても注力していることがうかがえた。
 
インスタ映えを意識したデザイン性の高いアイテムが増えているという

 おすすめの商品をたずねて、川上プランナーが真っ先に紹介してくれたのはgreen stageの「アクティブチェア」だ。汎用性の高い折りたたみ式のイスだが、特徴はお尻を包むような形状をしていてゆったりと深く座れることだ。座り心地のよさからレジャー用としてだけでなく、自宅で使用する人も多いという。税別で3980円というお手頃価格も魅力的。「これだけの品質だと1万円を超える商品も多いなかで、非常にコスパが高い」と川上プランナーも太鼓判を押す。
 
コンパクトながらゆったりとした座り心地で人気の高い「アクティブチェア」

 テントやイスは必須アイテムとして認識していても、アウトドアの初心者が意外と見落としがちなのが、荷物を運ぶためのアイテムだ。炭や食材などを車で運べるのは駐車場まで。施設によっては、駐車場から結構な距離を歩く場所もある。そんなときに活躍するのが、折りたたみ式のワゴンだ。

 アウトドア用品の有名ブランドであるコールマンの「アウトドアワゴン」は収束型で荷物と一緒に車に積むことができ、広げれば大量の荷物を乗せることができる便利アイテム。ストッパー付きの大型タイヤは、取り回ししやすく、安全性も高い。サイズがW106×D53×H100cmで大容量、しかも有名ブランド製だが、価格は税別で1万800円とコスパが高い。
 
駐車場からの荷物の運搬に重宝する「アウトドアワゴン」

 アウトドアレジャーで人気が高まっているアクションカメラでおすすめなのは、ドンキのプライベートブランド「情熱価格」で展開している「ACTIVEGEAR(アクティブギア)」シリーズ。フルHDのモデルを昨年から展開していたが、今年6月には4K/30p撮影に対応する新モデルを発売。同等のスペックだと3~5万円の商品が多いなかで、税別価格6980円を実現した。

 「ACTIVEGEARはアクセサリ類が充実しているのも特徴。ほかのアクションカメラだと別売のことが多いが、ACTIVEGEARなら多彩なマウントや自撮り棒がパッケージされているので、初心者でも安心」(川上プランナー)。ちなみに、フルHDモデルなら価格を4000円程度まで抑えることができる。
 
ドンキの「情熱価格」で発売している「ACTIVEGEAR」は高コスパで初心者にオススメ

 最後に川上プランナーからアウトドア初心者にアドバイスをもらった。「現地に到着して、思い通りにいかずに苦労するのが“火おこし”。初めてだと、なかなか炭に火がつけられないケースは多い。念のためにガスバーナーなどを用意しておくと助けられるかもしれない」。せっかくのイベントに水を差さないためにも、万全の準備でレジャーにのぞもう。
(BCN・大蔵 大輔)

※今回紹介した商品の価格は取材時点の価格です。店舗や時期によって変動する可能性があります。