mineo、メーカー保証付き中古iPhoneの販売を開始

 ケイ・オプティコムは5月15日、同社がMVNOとして提供するモバイル通信サービス「mineo(マイネオ)」で、中古の「iPhone 6s」の販売を開始した。米国で販売された機種の回収整備品で、1年間のメーカー保証が付属する。SIMフリー・16GBモデルで、価格は4万9800円(税別)。台数限定のため在庫分がすべて売れた時点で販売終了となる。

mineoで販売開始された中古整備品のiPhone 6s

 Certified Pre-Owned(CPO)と呼ばれる、アップルが定める品質基準を満たした整備済み製品で、不具合の確認された部分は純正部品で修理されているほか、外装・アクセサリも新品に交換されている。新品同様に1年間のハードウェア保証が付帯し、購入後30日以内であれば、アップルが有償で提供する延長保証サービスにも加入できる。

 iPhone 6sには4色のカラーバリエーションがあるが、今回はローズゴールドのみの販売となっている。ケイ・オプティコムでは今後他の色についても調達を進めていきたいとしている。

 現在、アップルストアではSIMフリー・32GBのiPhone 6sが5万800円で販売されており、価格的なメリットはないが、端末単体での購入になじみのないユーザーには、通信契約と端末を合わせて入手できる利便性がある。
 
アップルの自社サイトでは32GB版が5万800円で販売中

 大手携帯電話会社に比べ端末販売台数の少ないMVNOでは、アップルと直接取引することが難しいため、CPO品や、独自ルートで調達した海外製品などを取り扱うことで、消費者からのニーズに応えようとしている。仕入れをいかに安定させるかが課題となる。(BCN・日高 彰)