2018.3.13 17:00
暮らしにプラス【2018年度の冷蔵庫戦略】野菜室のレイアウトに選択肢を増やす三菱
冷蔵庫市場では、500リットル台の製品がファミリー層(4人前後の世帯)向けの主力容量帯となっている。三菱電機はこの春、「野菜室が中央」というレイアウトの「MXシリーズ」を新たに発売し、冷凍室が中央にある従来の高級機「WXシリーズ」と併売することで、消費者に選択肢を提供する戦略に出た。

野菜室が中央でも従来と同等の省エネ、容量を実現した「MXシリーズ」
10年ほど前までは、冷蔵庫市場では野菜室が中央、冷凍室が最下段というレイアウトの製品が主流だった。現在でも、400リットル以下の3ドアタイプでは、各メーカーとも野菜室はおおむね中央に配置している。しかし、近年需要が高まっている大容量タイプの製品では、省エネ性能の追求のため野菜室を最下段とした機種のほうが多くなっている。最も冷たい冷凍室と、熱源となるコンプレッサー(冷媒の圧縮機)は離したほうがエネルギー効率がよい。さもなければ断熱材を増やす必要があり、その場合、庫内が狭くなるという問題があった。

野菜室が下の「WXシリーズ」と併売し、冷凍食品重視、野菜重視の両ユーザーに対応する
新製品のMXシリーズは、三菱電機の静岡製作所がもつ高度な製造技術を投入することで、従来製品と同等の容量・省エネ性能を実現した。ただし、その分コスト増は避けられず、WXシリーズの同等製品と比べると、店頭価格にして約2万円高くなっている。

独自の薄型断熱構造の採用で容量を確保しながら省エネ性能も保持
価格面での不利を承知で同社がMXシリーズを投入したのは、野菜室が中央の冷蔵庫を使う消費者の、買い替え需要を取り込むためだ。大手5社の中では、シャープと東芝も野菜室が中央の製品を販売しているが、シャープは容量面で野菜室よりも冷凍室を重視しており、東芝は「ベジータ」の各シリーズで野菜室に力を入れているものの、製氷室が下にある若干変則的な配置だった。

静岡製作所 冷蔵庫営業統轄部 高山博夫部長
同社静岡製作所 冷蔵庫営業統轄部の高山博夫部長は「10~13年前に冷蔵庫を購入した消費者に対し調査を行ったところ、半数以上が『野菜室が真ん中』の冷蔵庫を使用しており、約6割が同タイプへの買い替えを希望している」と述べ、消費者の買い替え需要にダイレクトにこたえられるのが今回のMXシリーズと説明。競合製品との違いが正しく伝われば、2万円の価格差があっても市場に受け入れられるとの見方を示している。(BCN・日高 彰)

野菜室が中央でも従来と同等の省エネ、容量を実現した「MXシリーズ」
10年ほど前までは、冷蔵庫市場では野菜室が中央、冷凍室が最下段というレイアウトの製品が主流だった。現在でも、400リットル以下の3ドアタイプでは、各メーカーとも野菜室はおおむね中央に配置している。しかし、近年需要が高まっている大容量タイプの製品では、省エネ性能の追求のため野菜室を最下段とした機種のほうが多くなっている。最も冷たい冷凍室と、熱源となるコンプレッサー(冷媒の圧縮機)は離したほうがエネルギー効率がよい。さもなければ断熱材を増やす必要があり、その場合、庫内が狭くなるという問題があった。

野菜室が下の「WXシリーズ」と併売し、冷凍食品重視、野菜重視の両ユーザーに対応する
新製品のMXシリーズは、三菱電機の静岡製作所がもつ高度な製造技術を投入することで、従来製品と同等の容量・省エネ性能を実現した。ただし、その分コスト増は避けられず、WXシリーズの同等製品と比べると、店頭価格にして約2万円高くなっている。

独自の薄型断熱構造の採用で容量を確保しながら省エネ性能も保持
価格面での不利を承知で同社がMXシリーズを投入したのは、野菜室が中央の冷蔵庫を使う消費者の、買い替え需要を取り込むためだ。大手5社の中では、シャープと東芝も野菜室が中央の製品を販売しているが、シャープは容量面で野菜室よりも冷凍室を重視しており、東芝は「ベジータ」の各シリーズで野菜室に力を入れているものの、製氷室が下にある若干変則的な配置だった。

静岡製作所 冷蔵庫営業統轄部 高山博夫部長
同社静岡製作所 冷蔵庫営業統轄部の高山博夫部長は「10~13年前に冷蔵庫を購入した消費者に対し調査を行ったところ、半数以上が『野菜室が真ん中』の冷蔵庫を使用しており、約6割が同タイプへの買い替えを希望している」と述べ、消費者の買い替え需要にダイレクトにこたえられるのが今回のMXシリーズと説明。競合製品との違いが正しく伝われば、2万円の価格差があっても市場に受け入れられるとの見方を示している。(BCN・日高 彰)
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