乾燥対策として導入されることが多い加湿器だが、実はインフルエンザ・花粉対策にも効果的だ。まず、頭に入れておきたいのはインフルエンザウイルスを予防するための室内環境。一般的にウイルスは高温多湿に弱いといわれている。

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ウイルスが弱いのは“高温多湿”

 カドーの技術統括部 小熊辰之介リーダーによると「温度は20℃以上、湿度は50~60%」がウイルス対策に最適な環境だという。70%を超えると今度はカビが発生しやすくなるが、カドーの最新モデル「STEM 620」はオートモードで湿度を50%になるように設計。給水タンクのLEDの色で適切な湿度に保たれているか視認できる工夫も施している。
 
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フレグランスモードを新搭載したカドー「STEM 620」

 使用時間に対しては「睡眠時が最も重要」とのこと。「寝ている間は必ず部屋の温度が下がり、乾燥しやすくなる。就寝時に加湿器を稼働させておけば、朝起きたときの体のコンディションもずいぶん変わってくる」(小熊リーダー)。
 
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左から、カドーの技術統括部 小熊辰之介リーダー、コーポレート戦略室 広報・PR 武笠亜希リーダー

 コーポレート戦略室の武笠亜希リーダーは、加湿器の温度管理に対する利点を指摘する。「加湿器はエアコンとも相性がよい。噴出したミストをエアコンの風に乗せることで、効率的に部屋を暖めることができる」。こうした効用を考えると、加湿器の配置はエアコンの気流のライン上に設置するのがベストといえそうだ。

浮遊菌抑制で二重の対策に

 加湿器によるメリットは温度・湿度管理だけにとどまらない。放出されるミストは浮遊菌を抑制する効果があり、室内の菌に対しては二重の対策になる。同じ理屈は花粉にもあてはまる。室内に侵入した浮遊花粉もミストによって抑制することができる。

 空気清浄機との併用も有効だが、設置位置には注意が必要だ。距離が近すぎると、空気清浄機が加湿器のミストをホコリと認識して吸引してしまうからだ。セットで使用するときは注意したい。(BCN・大蔵 大輔)