買い物や行楽で自家用車を運転していても、クルマそのものや自動車保険にあまり興味がない人は少なくないだろう。しかし、悲惨な事故の報道を受けてか10月半ばから、じわじわと増加傾向にあったドライブレコーダー(ドラレコ)の販売台数が急激に伸びている。

 家電量販店・オンラインショップの実売データを集計した「BCNランキング」のデータをもとに、週単位で販売台数の動きをみると、10月第3週(2017年10月16日~22日)は、1か月前に比べて4倍近くまで拡大。日単位でも平日、土日はともに、10月12日あたりから販売台数が跳ね上がっている。クルマそのものに、さほど興味を持たない層にとっては、カー用品店はハードルが高く、行き慣れた家電量販店や会員登録済みのオンラインショップのほうが買いやすいからだろう。

 
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 「GPS」と「前方衝突警告(FCWS)」「車線逸脱警告(LDWS)」「画像補正」の各機能を搭載した記録画素数が200万画素以上の“全部入り高画質”タイプの一番人気はコムテックの「ZDR-015」、2位はJVCケンウッドの「GC-DR1」。ドラレコ全体では、GPS非搭載のコムテックの「ZDR-012」が20%を超えるシェアを占め、トップだった。
 
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 オンラインショップのタイムセールや店頭のワゴンセールでは、もともと安い低スペックな機種をさらに値引きして売っている場合もあり、衝動買いせずに、必ず事前に調べ、一通りのトレンドを網羅したものから選ぼう。この機を在庫処分のチャンスとみる店舗は残念だ。
 
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コムテックの「ZDR-015」と「ZDR-012」

 ドラレコを設置するだけではなく、しっかりと任意保険にも加入しよう。ふだんは車を運転しない人向けの1日タイプの自動車保険は、保険会社の販売代理店となり、通信キャリアのドコモやauも取り扱っている。スマートフォンから簡単に申し込むことができ、支払いは通常の通信料金と合算されるので手間いらずだ。

 生活に密接した総合サービス企業を目指すドコモ、KDDIは、注力分野の一つとして「保険」を挙げており、今後、もし主要損害保険会社がスマホアプリと連携した「ドライブレコーダー割引」を導入すれば、スマホとのセット販売も行われるかもしれない。そうなると、ドラレコは、ますます身近なものになりそうだ。(BCN・嵯峨野 芙美)


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