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タブレット端末といっしょに持ちたいモバイルWi-Fiルータ 選ぶなら販売実績No.1のWiMAX

特集

2014/06/18 11:37

 タブレット端末の普及が進んでいる。無線LAN環境の整った家の中だけではなく外でも使いたいなら、いつでもどこでもインターネットにつながる「モバイルWi-Fiルータ」がおすすめだ。最新のモバイルWi-Fiルータのランキングと選ぶポイントを紹介しよう。

 

伸びるタブレット端末市場



 家電量販店の実売データを集計する「BCNランキング」で、タブレット端末の市場動向をチェックした。デスクトップPCノートPCを含むPC全体に占めるタブレット端末の販売台数シェアは、2014年5月は40.3%だった。ここ半年間は常に市場の3割以上をキープし、デスクトップPC以上の存在感を示している。
 


 さらにタブレット端末は、端末自体に通信回線を備えた「セルラー(Cellular)」モデルと、ルータに接続して無線LAN環境で使う「Wi-Fi」モデルに分けることができるが、圧倒的に売れているのは後者だ。自宅や職場の無線LAN環境下での利用を想定している「Wi-Fi」モデルだが、スマートフォンよりも画面が大きく、操作しやすいタブレット端末を外に持ち出したいという欲求は使うほど高くなる。そこで必要になるのがモバイルWi-Fiルータだ。
 

 

使い込むほどモバイルWi-Fiルータが欲しくなる



 最近のスマートフォンは、モバイルWi-Fiルータのように、ノートPCやタブレット端末などをインターネットに接続できるテザリング機能に対応したモデルが増えている。スマートフォンを購入するとき、「テザリング」に申し込んでおけば追加料金なしで利用できるので便利だが、各社のスマートフォンには月間で7GBというデータ通信速度制限がある。
 


 スマートフォンとタブレット端末の2つのデバイスでインターネットに接続すると、この7GBを使い切ってしまう心配もあるし、そもそもテザリング接続中もスマートフォンのバッテリを消費するので、バッテリ不足の恐れもある。タブレット端末を持ち出して使うなら、使い放題のモバイルWi-Fiルータとのセットが盤石のコンビなのだ。
 

モバイルWi-Fiルータの最新人気ランキング



◆――販売台数、満足度でいずれもWiMAXが第1位

 モバイルWi-Fiルータを選ぶときは、携帯電話やスマートフォンを選ぶのと同じで、まず利用するインターネット接続回線、つまりキャリアから決める。インターネットにつながりやすいか、通信速度が速いかが決め手になる。現在、モバイルWi-Fiルータを販売しているキャリアには、イー・モバイル、auNTTドコモ、ソフトバンクモバイル、UQ WiMAXなどがある。

◆(1)キャリア別販売台数シェア

 まずは、どのキャリアに対応するモバイルWi-Fiルータが最も売れているのか、「BCNランキング」でチェックしよう。5月のキャリア別の販売台数シェアは、WiMAXが53.2%で過半数を超え、圧倒的な1位だった。WiMAXは、2013年11月から7か月連続でシェア1位をキープしている。
 



◆(2)モバイルWi-Fiルータ機種別ランキング

 では、次に端末の売れ筋をチェックしよう。1位はWiMAXの「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD14」で、シェアは34.7%。2位はイー・モバイルの「Pocket WiFi GL10P」で、25.1%だった。3位はWiMAXの「URoad-Aero」で、15.6%だ。

 
2014年5月 モバイルWi-Fiルータ 機種別 販売台数シェア トップ10
順位 品名 型番 対応キャリア 販売台数
シェア(%)
1 Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14 WiMAX 34.7
2 Pocket WiFi GL10P EMOBILE 25.1
3 URoad-Aero URoad-Aero WiMAX 15.6
4 Wi-Fi STATION L-02F L-02F NTT docomo 4.1
5 Pocket WiFi 301HW 301HW SoftBank 4.0
6 Pocket WiFi LTE GL06P EMOBILE 2.6
7 Wi-Fi STATION HW-01F HW-01F NTT docomo 2.6
8 AtermMR03LN PA-MR03LN フリー 2.5
9 Pocket WiFi 203Z 203Z SoftBank 2.3
10 AtermWM3800R PA-WM3800R(AT) WiMAX 1.5
「BCNランキング」2014年5月 月次<最大パネル>
 
 1位の「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD14」は、スマートフォンのようにタッチパネル対応の約2.4インチの液晶を搭載したモデル。受信最大110Mbpsの「WiMAX 2+」、受信最大40Mbpsの「WiMAX」、カバー率99%の「au 4G LTE」の三つの通信に対応する。「WiMAX 2+」対応エリアでは受信最大110Mbpsの高速通信に、地方へ出張時などは「au 4G LTE」に切り替えれば、途切れることのない快適な通信を利用することができる。連続約9.5時間通信できる大容量バッテリを備え、スマートフォンへの給電もできる。

 イー・モバイルの「Pocket WiFi GL10P」も、「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD14」同様、約2.4インチのタッチ液晶を搭載する。受信最大110MbpsのAXGP、広いエリアで受信最大75Mbpsの高速通信ができるLTEに対応する。3位の「URoad-Aero」は厚さ8.4mm、重さ74gの薄型・軽量モデルで、受信最大40Mbpsの「WiMAX」に対応する。コンパクトボディながら連続約12時間通信できる大容量バッテリを備え、一日中使うことができる。1位と3位の製品のキャリアはWiMAXで、この2機種で市場全体の約50%を占めている。

◆(3)利用者の満足度

 WiMAXは、販売台数だけではなく、顧客満足度も高い。例えばRBB TODAYが実施している「RBB TODAY モバイルアワード2013」のデータ通信の部で「スピード」「料金」「サポートサービス」の3項目でNo.1、3年連続「総合満足度No.1」を受賞したほか、オリコンの「2014年度 オリコン顧客満足度ランキング」のモバイルデータ通信部門でも総合満足度1位に輝いている。
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モバイルWi-Fiルータ選びのポイント



 では、モバイルWi-Fiルータを選ぶポイントは何か。データ通信サービスの根幹である「通信速度」「料金プラン」の二つを基本として押さえ、第三のポイントである「通信速度制限」や「対応エリア」も含めて、使い方にあったモバイルWi-Fiルータを選ぼう。

◆(1)通信速度

 通信速度が速ければ速いほど、インターネット利用時のイライラは減る。動画の視聴だけではなく、ウェブサイトへのアクセス時間を短縮したり、メールやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)にメッセージをサッとアップロードしたり、音楽や動画などをストレスなくダウンロードしたりできる。各社とも、高速データ通信サービスのLTEで最大速度の競争を繰り広げており、WiMAXも新サービス「WiMAX 2+」が各社のLTEサービスに匹敵するスピードを備えている。
 


 一番気をつけたい点は、表中の速度は規格上の最大速度であり、実測値ではないということ。利用する環境によって、速度が大きく変化することを踏まえて、実力のある通信キャリアと端末を選びたい。

 また、各社とも下り最大速度100Mbps以上の高速データ通信サービスの提供を打ち出しているが、まだ対応エリアは都市部の一部のみだったり、つながっても低速モードでしか利用できなかったりする。自分の使いたいエリアでつながるか、速度はどうか、購入する前に各社のウェブサイトやカタログで最新情報を確認しておこう。

◆(2)料金プラン

 モバイルWi-Fiルータ選ぶときに、通信速度に匹敵する重要なポイントが月額の利用料だ。今回はイー・モバイル、ソフトバンクモバイル、NTTドコモ、WiMAXの最新4機種の月額通信料金を比較。料金は税抜きで表記した。
 


 イー・モバイル、ソフトバンクモバイル、WiMAXは、月額3696円で利用できる。NTTドコモの6月にスタートした新プランでは、シェアパックを利用せず、一人でルータを使う場合、最低でも計4900円かかる。基本プランの「データプラン(ルーター)」の1200円、定額パックプラン「データSパック(2GB)」の3500円、インターネット接続サービスとして「mopera Uシンプルプラン」の200円を合わせたものだ。割引などで実際の料金は変わることもあるが、NTTドコモの端末が4機種の中で最も利用料が高い。

 ただし、各社とも別途条件が付き、WiMAXではWiMAX 2+/WiMAXのほかにau 4G LTEを利用すると月額1005円のオプション料金が必要だ。また、イー・モバイル、ソフトバンク、NTTドコモのプランでは、月ごとの通信量に規定値がある。規定値を超えると、月末まで通信速度を送受信時最大128kbpsに低速化し、これらを解除するには追加料金がかかる。

◆(3)通信量と速度制限

 料金の項目で最後に触れた、プランごとの通信量の規定値と速度制限にも注意が必要だ。モバイルWi-Fiルータは、スマートフォン同様、データ通信速度制限があり、1か月のデータ通信量の規定値を超えると最大通信速度が128kbpsまで遅くなる。イー・モバイルとソフトバンクは7GB、NTTドコモはプランによって異なるが2GBが一番安いプランだ。超過後、高速通信サービスを利用するためには別途料金がかかる。WiMAXはモバイルデータ通信で唯一速度制限がない。
 

 

タブレット端末の利用実態



 タブレット端末の用途について、BCNが実施したユーザーアンケートによると、52.7%がタブレット端末で動画を視聴していると回答した。つまり、タブレット端末でYouTubeやニコニコ動画などのインターネット動画を楽しんでいる人が多いことがわかった。
 


 では、インターネット動画を視聴すると、どのぐらいのデータ通信量になるのだろうか。YouTubeのHD画質(720p)の映画を視聴すると、2~3本ほどで7GBを使い切ってしまう。つまり、高解像度の動画をよく見る人は、この7GBのラインをあっという間に超えてしまう。
 



 先の料金比較は、割引などを考慮していないため、家族の通信端末の利用状況に応じてお得なプランは変わってくる。だが、ユーザーアンケートの結果のようにタブレット端末を動画視聴でよく利用するなら、通信容量制限があるプランではいつも通信量が気になってしまう。自ずと、第一候補になるのが、追加料金ナシで使えるWiMAXだ。加えて、モバイルWi-Fiルータ「HWD14」の購入時に、いっしょにWiMAX 2+も契約すると、最大25か月間WiMAX 2+も含めて通信容量制限なしで利用できる。データ通信容量を気にせずに、いつでもどこでも「使いたい放題」でインターネットを利用できるのだ。
 

業界最薄の「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ NAD11」

 高速エリアが広く、データ通信速度制限がなく、お得な料金のWiMAX。6月20日には、業界最薄でつながりやすいWiMAXハイパワー対応の「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ NAD11」が登場する。キャリアと製品を賢く選んで、モバイルWi-Fiルータと一緒にタブレット端末を外に持ち出そう。


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベース(パソコンの場合)で、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。