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W杯の販売効果は!? 家電量販店の期待度を探る(ユニットコム編)

インタビュー

2010/06/15 18:23

 6月11日に開幕したサッカーワールドカップ(W杯)南アフリカ大会。日本代表は、6月14日のカメルーン戦で、本田圭佑が決めた1点を守りきり、見事に海外W杯初勝利を挙げた。これは、W杯の販促効果を期待する家電業界にとってもうれしいニュースだ。大手量販店のように、W杯を大々的にアピールしているわけではないが、ユニットコムが運営するPC専門店「パソコン工房」「Faith」「TWOTOP」の秋葉原各店舗でも、W杯に合わせてキャンペーンを実施している。

フェイス秋葉原本店

 フェイス秋葉原本店とTWOTOP秋葉原本店では、「W杯開幕前から外付けHDDが好調」(ユニットコムの小川正敬PCショップ統括部マネージャー兼秋葉原地区統括マネージャー)という。売れ筋は、GB単位でみるとお得感のある1-1.5TBの大容量モデルで、「PCだけでなく、液晶テレビとつなげて番組を録画するために買っていく人が多い」という。 

フェイス秋葉原本店の外付けHDD売り場

 そのほか、MPEG2-TS形式のデジタル放送をMPEG4-AVC/H.264形式のファイルに変換することで、フルハイビジョン画質のまま最大15倍長く録画できるアイ・オー・データ機器の内蔵型PC用地デジチューナー「GV-MVP/XSW」「GV-MVP/XS」が注目を集めている。フェイス秋葉原本店では、DVDメディア50枚をプレゼントする先行予約特典で予約数が伸びているほか、TWOTOP秋葉原本店では、「型番をメモして来店し、『どういったところがすごいのか』と問い合わせるユーザーが多い」(TWOTOP秋葉原本店の鈴木浩二スタッフ)という。 

PC用地デジチューナーの伸びに期待(フェイス秋葉原本店)

 フェイス秋葉原本店では、W杯が開幕した6月11日から、内蔵型PC用地デジチューナーと22-24インチの液晶ディスプレイをセットで販売。それぞれを個々に買うよりも約20%安く提供することで、販売増を狙う。 

フェイス秋葉原本店の液晶ディスプレイ売り場

 一方、フェイス秋葉原本店と同じ店舗内で展開するパソコン工房秋葉原本店では、W杯開催の1か月ほど前から、「『地デジチューナーを入れてほしい』と、PCをお店に持ち込むユーザーが増えている」(小川マネージャー)という。こちらも、W杯で地上デジタル放送の需要が高まっているようだ。

 しかしW杯期間中、PC専門店にとって脅威となるのは、やはり大型総合家電量販店だ。「W杯の恩恵を直接受けるのは、大型の総合店。大画面テレビやレコーダー。テレビを買うユーザーは、PCショップには流れてこない。iPadの発売も重なって、お客様は量販店に流れてしまう」(小川マネージャー)と本音を漏らす。大手量販店は、近々iPhone 4の発売も控えている。PC専門店は、W杯の販促効果をある程度見込んではいるものの、依然として厳しい目で市場をみている。

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