夏真っ盛り。PCを家の外へ連れ出すには最高の季節になってきた。PCを屋外で――そんな用途に適しているのは、言うまでもなく持ち運びを前提に設計したモバイルPCだ。

PCを外で使うメリット・楽しみ

PCを「持ち運ぶ」メリットは実に大きい。例えばビジネスでの使用なら、取引先でのプレゼンで動的コンテンツをふんだんに用いた戦略的かつ具体的な提案ができるし、移動中には無線LANでメールをチェックして、すぐに仕事を始めることができる。

 プライベートでは、旅行のお供として重宝する。旅行先で飲食店や観光情報を取得するだけでなく、交通機関の手配や宿泊の予約もできる。また、デジカメで撮影した画像や、デジタルビデオカメラで撮った動画などの保存先としての使用も可能だ。長期旅行などの場合はインターネットを利用して、愛する家族や恋人との貴重なコミュニケーションツールにもなるだろう。

無線LANはアウトドアのプラットフォーム

「モバイルPC」を快適に使うなら、無線LANの活用をおすすめしたい。無線LANとはその名のとおり、無線によってローカルエリアネットワークに接続する技術のこと。大きく分けて「IEEE 802.11a」「IEEE 802.11b」「IEEE 802.11g」という3つの規格がある。最新のモバイルPCはこの無線LAN機能を備えており、「IEEE 802.11b」「IEEE 802.11g」の2つ、もしくは3つすべてを備えたハイブリッドタイプが主流だ。

無線LANを搭載したノートPCがあれば、カフェやファーストフードなどの飲食店や、ホテル・旅館等の宿泊施設、さらに空港・駅・ショッピングセンターなどの公共施設で見かける公衆無線LANサービスが利用できる。いわば「アウトドアのプラットフォーム」とも呼べる存在だ。無線LANなくしてモバイルは成り立たないといっても過言ではない。注意したいのは「livedoor Wireless」「Hotspot」「FREESPOT」「BBモバイルポイント」などの公衆無線LANサービスは、「IEEE 802.11a」には現時点で未対応か一部しか対応していないこと。旧型のPCを使っている場合は留意しておきたい。

モバイルPCの選び方

・ポイント1 バッテリ駆動時間

存分にモバイルライフを楽しむのなら8時間以上の駆動時間をもつモデルを選ぼう。

・ポイント2 軽量性

フットワーク優先なら1.2kg以下、バランス重視なら2kg以下というのがおおよその基準値。2kg以上だと、一日中持ち歩くには大変だ。

・ポイント3 液晶サイズ

単に小さければいいというものではない。最も使い勝手がいいのが12.1型ワイド型液晶搭載のB5サイズ。次に11.1型や10.4型ワイドなどのミニノートだ。A4とB5の中間の13.3型ワイド液晶モデルは、使い勝手はいいがモデル数が少ない。

これらを総合してマシン選定を行うと……

<機動性重視>

●東芝
「dynabook SS RX1/T7A」(12.1型ワイド/13時間/1090g)

●富士通
「FMV-BIBLO LOOX T70W」(10.6型ワイド/10時間/1310kg)

●ソニー
「VAIO type T VGN-TZ50B」(11.1型ワイド/8時間/1220g)

※駆動時間・重量はすべて付属バッテリーを使用した場合

<ビジネスユースを重視>

●パナソニック
「Let's note CF-W5A」(12.1型/10時間/1210g)

●ソニー
「VAIO type G VGN-G1KBN」(12.1型/11.5時間/1124g)

※駆動時間・重量はすべて付属のバッテリーを使用した場合



モバイルPCをさらに楽しくする周辺機器

●ワンセグチューナーで暇つぶし

地デジ全盛のいま、真っ先に紹介しておきたいのがPCでの「ワンセグの視聴」だ。いまや携帯電話だけでなく、ワンセグの波はPCにも及んでいる。アイ・オー・データ「SEG CLIP」やバッファロー「ちょいテレ」といったワンセグチューナーは、いまや店頭に専門コーナーがあるほどの人気商品だ。通勤や飛行機の待ち時間など暇つぶしに困らないし、大容量HDDを搭載するノートPCなら長時間の録画もできる。

●ウエブカメラでビデオメッセージ

無線LAN機能を搭載したノートPCと、ビデオチャットなどで用いるウエブカメラを組み合わせることで、旅行先などから友達に向けて生中継のビデオメッセージを届けることができる。最近のウエブカメラの多くはインターネット電話サービス「Skype」に対応するので、ウエブカメラを使って友人と手軽にビデオチャットを楽しむこともできる。