スポーツなど動きの速い番組に適しているといわれるプラズマテレビは、サッカー観戦にはもってこい。W杯直前の駆け込み需要も期待できそうだ。ある量販店では「プラズマテレビの購買層は映像にこだわるホームシアターユーザーとスポーツファンがメイン」という。店頭でもプラズマテレビの特徴である「黒の表現力」「応答速度の速さ」が評価されているようだ。

プラズマテレビ:スポーツ商戦で液晶との差別化をアピール

 スポーツなど動きの速い番組に適しているといわれるプラズマテレビは、サッカー観戦にはもってこい。W杯直前の駆け込み需要も期待できそうだ。ある量販店では「プラズマテレビの購買層は映像にこだわるホームシアターユーザーとスポーツファンがメイン」という。店頭でもプラズマテレビの特徴である「黒の表現力」「応答速度の速さ」が評価されているようだ。



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 直近ランキングでは4月発売の松下のVIERA(ビエラ)37V型「TH-37PX600」が販売台数シェア23.5%で1位を獲得した。5月第1週(5月1日-5月7日)にトップを獲得し、以降5週連続で首位を走っている。2位は、シェア14.1%で同じ松下の「PX600」シリーズの42V型がランクインした。「プラズマテレビは松下というブランドイメージが強い」(同)のも理由のようだ。

●トップを走るVIERA Linkの松下に、HDD搭載型で対抗する日立

 1、2、4位に入った松下の「PX600」シリーズは、「VIERA Link」対応機。DVDレコーダー「DIGA」やサラウンドスピーカーなどもテレビのリモコンで操作できるのが特徴だ。5月発売の同シリーズ58V型も11位に登場するなど、大画面に強いプラズマらしい動きも示している。



 一方、日立が4月に発売した「Wooo(ウー!)」は、「HR9000」シリーズの37V型が3位、5位に42V型がつけている。250GBのHDD内蔵で、リモコンのボタン1つでハイビジョン番組を録画できるのが魅力だ。HDDを搭載していない同社の「H9000」シリーズは7位にとどまっている。「録画ができるプラズマ」のほうがウケがいいようだ。

 販売台数トップ5のシェア推移を見ると、松下の「TH-37PX600」が4月以降、垂直に立ち上がったほか、37V型、42V型他の新製品もそれぞれ順調に立ち上がり、トップ5は全て新製品に入れ替わった。



 さらに、パイオニアの6月発売の42V型「PDP-427HX」が8位に、50V型「PDP-507HX」が10位に顔を出しており、同時に発売した価格100万円の50V型のフルHDプラズマモニターも含め、今後の動向が注目される。


テレビ機能付きパソコン:視聴も録画も編集も……1台でOK

 テレビとHDD-DVDレコーダーという組み合わせを、一気に解決してしまうもう一つ製品、それがテレビ機能付きパソコン、通称「テレパソ」だ。単体でテレビとDVDレコーダーを買うより安く、設置も簡単。ついでにパソコンも新調できるというなんともお買い得な製品。最後に、この「テレパソ」のランキングも見てみよう。デスクトップとノートの両パソコンで、テレビチューナーを搭載したものを抜き出して集計した。



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 ランキング1位は、NECの液晶一体型デスクトップPC「VR300/FG」。2位には東芝のノートPC「PQF20573LS」が、昨年12月発売の旧モデルながら、06年夏の後継モデルを抑えてランクイン。3位と4位には、富士通の液晶一体型デスクトップPC「PCFMVLX50S」と、デジタルチューナー搭載の上位モデル「FMVLX50SD」が僅差で続いた。

 「VR300/FG」は、AV機能を重視した液晶一体型PC「VALUESTAR R」シリーズのエントリーモデル。OSにWindows XP Media Ceter Edition 2005を採用し、リモコン操作で音楽や映像を簡単に楽しめる。また、高画質アナログTVチューナーを搭載し、地上アナログ放送の視聴と録画に対応する。4月の発売以降、ほぼ右肩上がりでシェアを伸ばし、5月第3週(06年5月15日-21日)にテレビ機能付きパソコンで1位を獲得した。直近の販売台数シェアは7.6%と、5%未満の2位以下を大きく引き離している。



 1位、3位、4位は、いずれも17型で、「FMVLX50SD」を除いてアナログチューナー1基のみというベーシックな構成。テレビはおまけ機能で、基本的にはパソコンとして選ばれているようだ。一方、32V型など、大型の液晶テレビと遜色のないディスプレイを搭載したモデルをアピールする動きも一部の販売店やメーカーを中心に見られるが、ランキングの上位に登場するほどの勢いはない。しかし、ある量販店の販売員に聞いたところ、「大型液晶搭載モデルも毎週コンスタントに売れている」という。今後さらに価格が下がればランキング上位にも顔を出すようになるかもしれない。

●“地デジ”モデルが主流になるのは時間の問題か

 上位10位のうち、まだ半数以上がアナログチューナー搭載モデル。テレビ機能付きパソコンでは、まだデジタル放送対応モデルは少数派だ。しかし、今後は徐々にデジタル化は進んでいくものと思われる。価格に関しては、他の仕様がほぼ同じ場合、地デジチューナーを搭載するとだいたい3万程度高くなるが、普及が進むにつれてこの価格差も縮小していくだろう。



 現在、テレビ同様、パソコンにも、2011年にアナログ放送が終了する旨を告知するシールが貼られている。このシールは今年の9月までに順次貼付するというスケジュールになっているが、店頭で見たところ、すでにほとんどの該当機種にシールが貼られているようだった。パソコンに限らず、テレビやDVDレコーダーを選ぶ際は、搭載するチューナーの種類や数を必ず確認しておこう。


*「BCNランキング」は、全国のパソコン専門店や家電量販店など18社・約2200の店舗からPOSデータを日次で収集・集計しているPOSデータベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで115品目を対象としています。


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