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22年実績・1都3県「本当に住みやすい街大賞2023」 2位は「流山おおたかの森」 1位は?

時事ネタ

2023/01/01 19:00

 住宅ローン専門金融機関のアルヒは、自社データをもとに住宅専門家が厳選した1都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉)の「本当に住みやすい街」のランキング「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2023」を2022年12月15日に発表した。ARUHI調査の「住みやすい街」は、独自の基準に基づく「駅・エリア」に対する評価であり、他の住みやすさランキングより納得できる結果だ。

ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2023 トップ10

 22年実績に基づく「2023トップ10」1位はJR中央本線「西八王子」(東京都八王子市)で、評価の基準「発展性」「住環境」「交通の利便性」「コストパフォーマンス」「教育・文化環境」のうち、「交通の利便性」こそ3.85点だったが、総合評価は4.13点となり、1位を獲得した。

 2位はつくばエクスプレス「流山おおたかの森」(総合評価4.03点)、3位はJR総武線「新小岩」(総合評価3.86点)、4位は西武池袋線「保谷(ほうや)」(総合評価3.73点)が入った。5位は前年度1位だったJR東海道線「辻堂」で、総合評価が前年の4.24点から3.69点にダウンしたため、順位も下がった。

 6位から10位までは「柏」「新川崎」「川越」「東村山」「鶴ヶ峰」と続く。1位の西八王子は、駅周辺に商店街やスーパーなどの買い物施設が充実しているうえ、最寄りの八王子IC付近には、シネマコンプレックス(映画館)を含む次世代型複合商業施設「(仮称)八王子インターチェンジ北 出店計画」が1期・2期に分けて25年春以降に開業する予定だ。
 
開業予定の次世代型複合商業施設の外観イメージ。
次世代スーパーは第2期・26年開業予定

 8位の川越(東武東上線・JR川越線)は、駅から徒歩1分の超高層マンションが建設されるなど、人気が高まっている。なお、23年3月18日の相鉄新横浜線・東急新横浜線(相鉄・東急直通線)の開業に伴い、東武東上線はダイヤを全面的に改正し、主に通勤向けの「TJライナー」(座席指定券必要)と、主に観光向けとなる朝・夕時間帯の「川越特急」を大幅増発する。
 
相鉄・東急直通線(西谷~日吉)を中心とした路線図

 街の利便性は新駅開業やダイヤ改正、大規模~中小規模の地域密着型商業施設の開業によって日々変わっていく。首都圏に限ると、23年は新たなアウトレットモール「ジ アウトレット湘南平塚」、24年は「所沢」駅前と「ゆめが丘」駅前の二つの大規模商業施設が開業予定であり、23年の年末に発表されるであろう「本当に住みやすい街大賞2024」でどうランキングが変わるか注目だ。(BCN・嵯峨野 芙美)
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