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ソニーがシャープを再逆転! 東京五輪開催直前の4Kテレビ販売動向

 全国の家電量販店やECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2021年6月の4K対応液晶テレビ(4Kテレビ、なお有機ELテレビは含まない)の販売台数は前年同月比で78.2%。東京五輪開催に伴う買い替えが一巡したとみられ、前年を下回る結果となった。


 メーカー別では各社が販売台数で前年を割るなか、パナソニックが149.3%と好調。

 メーカー別の販売台数シェアでは、前月に4か月ぶりのトップに立ったシャープをソニーが再逆転。年初来最高値となる27.7%をマークして意地を見せた。3番手争いはTVS REGZAとパナソニックが競り合っている。特にパナソニックは各社が販売台数で前年を割るなか、149.3%と好調。下半期に向けて勢いをつけている。
 

 メーカーシェアでは逆転を許したシャープだが、シリーズ別の販売台数ランキングでは「4T-C40CL1」が首位を守り通した。2位にはソニーの「KJ-43X8000H」、3位には同じくソニーの「KJ-43X8500H」がランクインした。調子が上向いているパナソニックは「TH-43HX850」が売れ筋となっている。(BCN・大蔵大輔)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。