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9割以上が始めて良かった? コロナ禍2年目の副業意識調査

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2021/04/23 17:30

 Daiが運営するフランチャイズビジネス情報サイト「フランチャイズWEBリポート」は、4057人を対象に「コロナ禍の副業に対する意識調査」についてアンケート調査を実施し、その結果を発表した。

 今回のアンケート調査では、「副業に興味がある」が59.6%、「副業に興味はない」が37.3%、続く「その他」が3.1%(「コロナ禍で副業をやめた」「コロナ禍で副業を検討することをやめた」など)となり、全体では、コロナ禍で副業を前向きに検討している人の割合が多い結果となった。
 
フランチャイズWEBリポートが「コロナ禍の副業に対する意識調査」についてアンケート調査を実施

 「副業に興味がある」と回答した2417人の検討状況は、「すでに副業を開始している人」と「現在副業を検討中の人」などを合わせて59.3%が副業検討などを前向きに進めており、「副業を始めてみたいが会社に禁止されている」と40.7%が回答し、興味があるものの検討を進められていないということがわかった。
 

 「コロナ禍で副業の検討を始めた」と答えた341人に、「副業を検討し始めた理由」を質問したところ最も多かった回答は、「収入の減少」で39.7%だった。次点は「収入を増やすため」が26.4%が続くなど、金銭的な理由が半数以上を占めた。
 

 金銭的な理由以外では、「将来への不安」15.8%、「時間に余裕ができた」11.9%、「リモートワーク」6.2%と続き、多くの回答から、新型コロナウイルスが影響していることがわかった。

 「コロナ禍で副業の検討を始めた」と答えた341人に「副業を始めていない理由」を聞いたところ、回答で一番多かったものは「良いと思えるものに出会えていない」で35.6%だった。
 

 「良いと思えるものに出会えていない」と類似した回答で「探し方・始め方がわからない」と回答した人が11.2%いるなど、情報収集の段階で苦戦している人が多いことがわかった。

 次に、「コロナ禍で副業の検討を始めた」と答えた341人のうち、具体的な検討を進めていると回答した60人に「検討中の副業はなにか」と聞いたところ、ネット販売やYouTubeなどウェブ関連の副業が注目されていることが明らかになった。
 

 また、「副業検討で重視するポイント」についての回答は、大きく分類して4つに分けられた。最も多かった回答は、56.3%で「場所を問わず働ける」ことだった。その次に「短時間から行えるアルバイト」が18.8%、「スキルが身に付く」が15.6%、「本業に支障がでない」が9.3%という結果となった。
 

 続いて、「副業の検討状況」への質問で、「コロナ禍で副業を始めた」と回答のあった6.1%(247人)に対し、「コロナ禍で副業を始めた理由」を聞いたところ221人から回答があった。その内訳は、副業検討中の人と同じく「収入の減少」が43.1%と最も多い結果となった。「プラス収入を得るため」と回答した人が20.3%と、63.4%が金銭的な理由をきっかけに副業を始めたと回答している。

 その他の回答として、「コロナ禍で時間に余裕ができた」が25.2%と全体の1/4を超えており、テレワークの導入や残業時間が減ったことなど本業の影響が見られる結果となった。