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自治体ごとに異なるゴミの出し方・分別方法 どちらが便利?

時事ネタ

2020/04/18 18:00

 今年7月1日、通称「レジ袋」と呼ばれる、プラスチック製買物袋の有料化が義務付けられる。従来行われていた、レジ袋NO・マイバック持参で値引き・ポイントプレゼントといった優遇はインセンティブとしては弱かったと思われ、省令に基づき、一部の対象外を除き、全て有料に移行するという思い切った施策が決まった。

戸別収集のゴミ置き場の例(戸建ての場合)

「有料指定ゴミ袋」「非指定ゴミ袋(透明)」VS「ゴミ袋(指定なし)」

 ゴミを捨てる袋も自治体によって千差万別だ。2月~3月に実施された「au PAY」の20%還元キャンペーンで、自治体指定ゴミ袋を山ほど買い込んだという話を聞いた。賢い使い道である。有料より無料のほうがいいと思うかもしれないが、土日にゴミ処理場に家庭ゴミや資源ゴミを持ち込めるといった行政サービスの違いに反映されるなら、記者はゴミ有料化に賛成である。
 
ミニストップは「レジ袋削減に向けた取り組み~8円から始めよう!エコ活動~」として、
千葉市指定可燃ごみ袋(10L)をレジ袋として使用するための実証実験を千葉市と、市内3店舗で行っている

ペットボトル・缶を「つぶす」「つぶさない」などローカルルール多数

 家電リサイクル法の対象の4品目「エアコン」「テレビ」「冷蔵庫・冷凍庫」「洗濯機・衣類乾燥機」と、対象外となるPCの扱いは全国共通。よって、ゴミ分別が細かく、ローカルルールが多い自治体に転居すると、ゴミ出しのたびに、悩むことになる。特に不燃ゴミ(燃やせないゴミ)、燃やせるゴミ、資源ゴミの分別がややこしい。
 
ペットボトルはキャップとラベルを剥がして分別して捨てましょう

 個人的につぶさなくていいのでは? と思うが、飲料缶・ペットボトルは、「つぶさないで出してください」「必ずつぶして出してください」という2通りが存在する。ややこしいことこの上なく、これだけでも全国統一してほしい。

 インターネット上の情報は全国どこからでもアクセスできるので、地域に特化したサービスを格安で提供する業者は、自社のウェブサイトのアクセスにIP制限をかけ、営業エリア外からの問い合わせを物理的に遮断していると聞いた。同じ地域に特化した情報発信であっても、自治体は、誰でも閲覧できるオープンアクセスが基本だ。もし、住んでいる自治体・地区のゴミの出し方に不満があるなら、試しに別の自治体のゴミ出しに関する情報を調べて比較してみよう。(BCN・嵯峨野 芙美)