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2018年のミラーレス一眼で最も売れたのは? キヤノンの狙いがズバリ的中!

データ

2019/01/18 17:00

 家電量販店ECショップからPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2018年1月1日~12月31日の年間を通して、ミラーレス一眼カメラのシリーズ別の販売台数シェアで1位を獲得したのはキヤノンの「EOS Kiss M」だった。

ミラーレス一眼カメラのシリーズ別販売台数1位はキヤノンの「EOS Kiss M」

 「EOS Kiss M」は発売された3月26日から一気に売れ筋として浮上。その勢いは年末まで継続した。一眼レフの入門機として圧倒的シェアを誇る「Kiss」ブランドをはじめて冠したミラーレス一眼は、キヤノン自ら「ミラーレスでNo.1を獲る」と宣言した戦略的な一台で、その戦略は見事に的中した。最終的な年間シェアは16.6%で、2位以下を大きく引き離した。
 
キヤノンはメーカー別シェアでもNo.1を獲得。「EOS Kiss M」はその原動力となった

 キヤノンは宣言通り、メーカー別シェアでも販売台数シェアNo.1も獲得。これまでトップを長く死守していたオリンパスや2位を競っていたソニーに大差をつけた。ミラーレス一眼の市場はフルサイズデルが相次いで登場したこともあり、カメラ分野で唯一活況だ。19年は各社がさらにテコ入れを図ることが予想され、まだまだ成長が期待できそうだ。(BCN・大蔵 大輔)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などのPOSデータを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。