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<提案力を磨くSales Hints>シャープ「ヘルシオグリーンプレッソ EJ-GP1」

売るヒント

2016/08/26 18:00

 厚生労働省が提唱する1日の野菜摂取量350gを毎日続けるのは難しい。気軽に野菜を取るために便利なのがジューサーだ。最近では「スロージューサー」と呼ばれる低速回転式の製品が売り場を賑わせている。

<提案力を磨くSales Hints>Case Stuby(6)

シャープ
スロージューサー
ヘルシオグリーンプレッソ EJ-GP1

 操作と手入れのしやすさが売りのスロージューサー。葉物野菜をそのまま投入して100%ストレートの青汁が簡単に作れる。また、金属の刃を使わずに素材を絞るので、安全に洗浄してメンテナンスすることが可能。

 

 

シャープ
健康・環境システム事業本部
スモールアプライアンス事業部
商品企画部
中島優子
チームリーダー

商戦期の夏場が過ぎても年中提案するための「コツ」

手間を省き、使いやすく

 スロージューサーは、投入した野菜をゆっくりすり潰すので、刃で野菜を切り刻む高速回転式ジューサーに比べて栄養素を残しやすい。

 ジューサーを使った健康的な生活を送るには、毎日の使用が望ましい。しかし、事前に野菜を切る作業や使用後の洗浄が面倒で、継続できるかを心配する顧客もいるだろう。こうした不安材料を払拭したのが、シャープのスロージューサー「ヘルシオグリーンプレッソ」(EJGP1)。葉物野菜を切らずに投入できるほか、設置したまま水で絞りかすを流せる「予備洗浄機能」を備えているのが特徴だ。

 開発に携わったシャープの健康・環境システム事業本部スモールアプライアンス事業部商品企画部の中島優子チームリーダーは、「毎日の習慣にできるように、使いやすさにこだわった」と解説する。
 

季節を問わずに提案できる

 野菜本来の味が楽しめるスロージューサーの人気は年々拡大。シャープの調べでは、スロージューサーの構成比率は年々増大している。2015年には従来型の高速回転式ジューサーを上回り、16年にはさらに比率は拡大していく見通しだ。

 スロージューサーは、高速回転式ジューサーが苦手とする大豆やショウガなどの硬い素材をすり潰すこともできる。使える素材が幅広いため、ジューサーが最も売れる夏を過ぎても提案できるのが魅力だ。

 なかでもヘルシオグリーンプレッソは、「切り換えダイヤル」で使う野菜や果物に応じて絞り方を調節できる。そのため、繊維の詰まりを心配せずにジュースや青汁、スープなど多彩なメニューを作ることができる。

 中島チームリーダーは「残暑が厳しく、食欲がわかないこの時期には、葉酸やビタミンCなどを手軽に、多く取れる点を強調してほしい。寒い冬には、冷えた体を温めるのに効果的なショウガを使った飲み物が作れることも、アピールしてもらいたい」と話す。

 健康意識の高まりから、注目度が増しているスロージューサー。購入を迷っている消費者には、健康づくりのために1年を通じて使える点を訴求したい。(BCN・廣瀬秀平)
 

動画インタビュー
製品担当者に聞く『商戦の施策』
 
※『BCN RETAIL REVIEW』2016年9月号から転載