キヤノンの新型カメラ「iNSPiC REC」正式販売決定 先行販売は即日完売!

新製品

2019/12/05 12:36

 キヤノンマーケティングジャパンは、カラビナデザインで気軽に持ち歩ける新コンセプトカメラ「iNSPiC REC(インスピック レック)」を12月下旬に発売する。公式オンラインストアでの予定価格は、税別1万3800円。

キヤノンが12月下旬に発売する新コンセプトカメラ「iNSPiC REC

 iNSPiC RECは、カメラの見本市「CP+(シーピープラス)2019」で参考展示されていた新コンセプトカメラ。10月17日には、クラウドファンディングサイト「Makuake」でiNSPiC RECの先行販売を行い、即日完売するほどの人気ぶりだった。
 
カラビナがファインダー代わりになる

 高さ110.5×幅45.2×奥行き18.5mmの手のひらサイズで、重さがわずか90gとコンパクト。水深2mで約30分間までの撮影が可能な防水性能と約2mの耐衝撃性を備え、シーンを選ばず気軽に撮影できるのが最大の特徴だ。子どもに持たせて乱暴に扱われたり落とされたりしても安心な上、スマートフォン(スマホ)を持っていくのをためらうような場所でも気兼ねなく持っていくことができる。
 
カラーバリエーションはブルー/ピンク/グリーン/ダークグレー

 カラビナ型のグリップをバッグやベルトに引っ掛けて持ち運ぶことができる。カラビナは、ファインダーも兼ねており、あえて液晶ディスプレイを搭載していない。これにより、手頃な価格と耐久性を確保したほか、“撮れ高”を気にする煩わしさを取り除いた。後で見返した際に、思わぬ写真が撮れているかもしれないという楽しみもある。写真は、microSDカードに記録し、スマホアプリなどで確認可能だ。

 1300万画素のCMOS画像センサーを備え、静止画のほか最大で1080p/60fpsのフルHD動画撮影にも対応。キヤノンのアプリでスマホと無線で連動させることによってライブビューが可能になるほか、写真や動画も簡単に共有できる。

 12月5日に開催された発表会で、キヤノンマーケティングジャパン コンスーマビジネスユニットコンスーマ商品企画本部の沢田泰一 本部長は「商品企画はキャノンUSから上がってきた。そのため、アメリカで先行してテストマーケティングを行ってきた。特にカメラと接続するスマホアプリの調整に時間をかけた。このカメラで新しい写真の楽しみ方をご提案し、新たな価値の創造を目指したい」と話した。
 
キヤノンマーケティングジャパン コンスーマビジネスユニットコンスーマ商品企画本部の沢田泰一 本部長

 カラーバリエーションは、ブルー、ピンク、グリーン、ダークグレーの4色。持ち運びの気軽さから、子どもに持たせるカメラとしても活躍できそうだ。