ニコンからコンデジ2機種、「COOLPIX B600」と「COOLPIX A1000」

 ニコンは2月15日に、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX」シリーズの新製品として、手軽に実現できる多彩な表現力を備えた光学60倍ズームの「COOLPIX B600」と、高品位なコンパクトボディで光学35倍ズームの「COOLPIX A1000」を発売する。価格はどちらもオープン。

COOLPIX B600

 「COOLPIX B600」は、有効1602万画素の裏面照射型CMOSセンサー、焦点距離4.3~258mm(35mmフィルム換算で24~1440mm相当)の光学60倍ズームレンズを搭載し、CMOSセンサーと画像処理エンジン「EXPEED」の組み合わせによって、静止画・動画ともに高感度でも高画質で撮影できる。多彩な表現が可能な19種類の「シーンモード」や36種類の効果を用意した「クリエイティブモード」も用意する。

 最大の特徴の超望遠ズームは、「ダイナミックファインズーム」時で120倍までに対応する一方、最広角側で約1cmまで被写体に近づけるマクロモードにも対応する。また、撮影アシストとして、ズームアップ時に被写体を見失っても、ボタンを押している間、一時的に広角側にズームバックして被写体をすばやく再捕捉可能な「クイックバックズームボタン」、動画撮影時でもスムーズにズーミングできる「サイドズームレバー」、よく使う撮影モードや機能をすばやく呼び出せる「撮影モードダイヤル」を備える。

 このほか、無線LAN/Bluetoothスマートデバイスと常時接続し、撮影した写真の自動転送、ニコンの写真共有サービス「NIKON IMAGE SPACE」への自動アップロード、写真への著作権情報や撮影情報などの付加、スマートデバイスとの日時・位置情報の自動同期などができるアプリ「SnapBridge」に対応する。

 カラーは、ブラック、レッドの2色。対応メディアはSDXC/SDHC/SDカード。サイズは幅121.6×高さ81.5×奥行き99.2mmで、重さは約500g。税別の実勢価格は4万円前後の見込み。

 「COOLPIX A1000」は、有効1604万画素の裏面照射型CMOSセンサー、焦点距離4.3~151mm(35mmフィルム換算で24~840mm相当)の光学35倍ズームレンズを搭載。35mフィルム換算で約1680mm相当までズームできる「ダイナミックファインズーム」、最広角側で約1cmまで被写体に近づけるマクロモードにも対応している。

 常用感度はISO100~6400で、レンズシフト式手ブレ補正(VR)機能と組み合わせ、暗所でも解像感のあるシャープな画像を撮れる。また、RAW画像(NRW)にも対応しており、動画撮影では、ハイブリッド手ブレ補正(VR)を適用しつつ、4K UHD(解像度3840×2160)での撮影が可能。本体には、アイセンサー付き電子ビューファインダーを搭載し、目を近づけたり離したりするだけで、自動的に表示をタッチパネル対応液晶モニタと切り替えられる。
 
COOLPIX A1000

 液晶モニタは3型のチルト式で、反射防止コートと輝度調節機能によって、晴天下の屋外でも高い視認性を確保した。「クイックバックズームボタン」や「サイドズームレバー」も装備し、スマートフォン向けアプリ「SnapBridge」との連携にも対応している。

 カラーは、ブラック、シルバーの2色。対応メディアはSDXC/SDHC/SDカード。サイズは幅114.2×高さ71.7×奥行き40.5mmで、重さは約330g。税別の実勢価格は5万8500円前後の見込み。