シャープ、新型アクオス7機種、HDR対応と従来比15%以上の明るさ、音質にもこだわり

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2016/04/21 16:54

 シャープは4月21日、4K液晶テレビ「AQUOS(アクオス)」の新製品3シリーズ7機種を発表した。


4K液晶テレビ「AQUOS(アクオス)」の新製品

 フラッグシップモデルの55V型「LC-55XD45」は、HDR(High Dynamic Range)規格の映像への対応と従来機種比15%以上の明るさを実現、さらなる高画質化に成功した。 

 また、オンキヨーと共同開発したスピーカーを搭載し、音質にもこだわった設計となった。6月10日発売。価格はオープンで、税別の実勢価格は43万円前後の見込み。 

 高画質化では、新開発の技術「リッチブライトネス」で消費電力を抑えながら明るさを高め、明暗部のはっきりした映像を再現。さらに、太陽や照明の光の映り込みを抑え、艶やかな黒を表現する「N-Blackパネル」を採用し、画像処理エンジンには、解像度や色域、輝度をコントロールして臨場感の高い映像を描写する「AQUOS 4K-Master Engine PRO Ⅱ」を備えた。 
 


新開発技術「リッチブライトネス」と「N-Blackパネル」を搭載した

 スピーカーは、オンキヨーが長年にわたって培ってきた音響技術を詰め込んだ2.1ch、8スピーカーの「AROUND SPEAKER SYSTEM」を搭載。幅広いリスニングエリアで自然な音声を聞くことができ、映像と音の一体感が楽しめる。 
 


オンキヨーと共同開発したスピーカーで、音質も向上

 都内で開催した発表会で、シャープ代表取締役兼専務執行役員の長谷川祥典コンシューマーエレクトロニクスカンパニー社長は「アクオスはさらなる進化をしていく」と新製品の出来栄えに胸を張り、不振が続いていたテレビ事業について「今期は黒字にできると思っている」と述べた。 
 


新製品について説明するシャープ代表取締役兼専務執行役員の
長谷川祥典コンシューマーエレクトロニクスカンパニー社長(左)と
シャープデジタル情報家電事業本部の宗俊昭広国内事業部長

 また、シャープデジタル情報家電事業本部の宗俊昭広国内事業部長は「テレビを中心としたAVを今後も重要事業と位置づけ、国内市場では、日本人の趣向や生活スタイルに合った品位と品質の高い製品を創出していきたい」と語った。 

 このほか、「AQUOS 4K US40」シリーズの3機種と「AQUOS 4K U40」シリーズの3機種は6月25日に発売する。 

 US40シリーズの税別の実勢価格は、60V型の「LC-60US40」が35万円前後、55V型の「LC-55US40」が30万円前後、50V型の「LC-50US40」が25万円前後。U40シリーズの税別の実勢価格は、55V型の「LC-55U40」が26万円前後、50V型の「LC-50U40」が20万円前後、40V型の「LC-40U40」が16万5000円前後。 
 


新製品の3シリーズ