液晶テレビ市場、東芝がシャープ抜く

アナリストPOSデータ分析

2021/03/11 14:30

 2021年3月1週、液晶テレビ市場のメーカー別販売台数シェアにおいて東芝が僅差でシャープを抜きトップになったことが、家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」で明らかとなった。


 地上波デジタル放送の切り替えを前にした11年3月、家電エコポイント事業の終了により液晶テレビ市場は大いに盛況となった。その後、需給バランスの崩れから在庫過多となり、主要メーカーのテレビ事業は苦しい状況に陥いる。そんな中でもシャープの存在は絶対的で、07年1月以降、液晶テレビ市場の首位を堅持していた。

 地デジ化から10年が経過した21年3月1週(3/1-3/7)、東芝がシャープを抜く。瞬間風速的な結果かもしれないが、東芝のシェアは21.2%、シャープは21.0%と0.2ポイントの僅差で、液晶テレビ市場の首位になった。


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。



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