薄型TVの大画面化進む、11月は過去最高を記録

アナリストPOSデータ分析

2020/12/06 12:30

 2020年11月に薄型テレビ(液晶テレビ+有機ELテレビ)の平均画面サイズが、過去最高の43.6インチになったことが、家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」から明らかになった。


 薄型テレビの平均画面サイズを、19年11月から20年11月の期間でみていく(図1)。19年11月から20年2月までの平均画面サイズは40インチ台で推移していたが、新生活需要期には小型テレビの販売が増加するため、3月、4月は39.3、39.7と、40インチを下回った。再び大画面化は進行し、6月に42.7に達した後、42インチ前後で推移していたが、11月には過去最高の43.6を記録した。

 新型コロナウイルス感染症の拡大による巣ごもり需要もあり、薄型テレビ市場は活況が続いている。自宅時間を充実させるため、地上波放送やVODサービス、テレビゲームなどをより楽しめるようにと大型のテレビを選ぶ傾向にあると推測される。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。



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  • ・薄型TV(液晶+有機EL) 平均画面サイズ推移
  • ・薄型TV(液晶+有機EL) メーカー別販売数量シェア推移
  • ・薄型TV(液晶+有機EL) 機種別ランキング

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