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【2010年代のPCゲーム販売数ランキング】ドラクエよりも売れて2位になったノベルゲームは?

実売データ

2020/01/03 10:00

 2010年代が終わり、2020年に突入。実売データランキングで10年代を振り返る。ここではPCゲーム(パッケージ版)を取り上げる。
 

 まず「BCNランキング」2010年1月から2019年11月までの合算集計データによる実売台数ランキングは以下の通りになった。

 集計期間内で最も売れたPCゲームはスクウェア・エニックス(スクエニ)が2013年8月に発売した「ファイナルファンタジーXIV 新生エオルゼア」だった。ファイナルファンタジー(FF)は2020年9月にサービス開始から10年を迎える老舗オンラインゲームだが、未だに多くのプレーヤーが存在し、新バージョンのパッケージがリリースされると圧倒的な勢いでBCNランキングの1位を獲得している国民的RPGだ。スクエニからは同じく国民的人気を誇る「ドラゴンクエスト」(ドラクエ)シリーズも2製品入っており、合わせて5製品がTOP10を占めた。
 
 FFやドラクエのような定番の人気シリーズ作品以外にも、強固なファンを持つノベルゲームや美少女ゲーム(ギャルゲー)も売れている。TYPE-MOONブランドで知られるノーツの「魔法使いの夜 初回版」はドラクエを上回る2位を獲得する人気を見せた。また、5位には人気ゲームブランド、Keyを抱えるビジュアルアーツの「Rewrite」がランクインしている。
 
世界的人気を誇るマイクロソフトの「Minecraft PC/Mac版」は3位だった。現在、PCゲームはDL販売が主流となっているが、マインクラフトは現在進行形でパッケージ版も売れている。

1位 ファイナルファンタジーXIV 新生エオルゼア
発売月(2013年8月発売)(スクウェア・エニックス)

2位 魔法使いの夜 初回版
発売月 2012年4月発売(ノーツ)

3位 Minecraft PC/Mac版
発売月 2017年8月発売(マイクロソフト)

4位 ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン
発売月 2013年9月発売(スクウェア・エニックス)

5位 Rewrite
発売月 2011年6月発売(ビジュアルアーツ)

6位 信長の野望・革新
発売月 2010年4月発売(ソースネクスト)

7位 ファイナルファンタジーXIV
発売月 2010年9月発売(スクウェア・エニックス)

8位 ファイナルファンタジーXIV コレクターズエディション
発売月 2010年9月発売(スクウェア・エニックス)

9位 信長の野望・創造
発売月 2013年11月発売(コーエーテクモゲームス)

10位 ドラゴンクエストX いにしえの竜の伝承 オンライン
発売月 2015年4月発売(スクウェア・エニックス)
 
ファイナルファンタジーXIV 新生エオルゼア(左)、ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族(右)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。