2016年9月発売のiPhone7シリーズ(以下iPhone7)では、イヤホンジャックが廃止された。音楽プレーヤーとしての利用者も多いスマートフォンだが、日本国内で約半数のシェアを持つアップルがこのような製品を発売したことで、音楽の楽しみ方が変わるのではないかと、注目が集まっている。そこで、株式会社BCNは2017年3月、iPhone7で音楽を聴いている人500名を対象に、「iPhone7ユーザーの音楽鑑賞に関する調査」を実施。イヤホンジャックを有しないiPhone7ユーザーの音楽鑑賞実態を探った。

44.8%がBluetooth対応イヤホンを利用

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図1 iPhone7とイヤホン・ヘッドホンの接続方法

 iPhone7とイヤホンの接続方法では、44.8%が「Bluetooth対応のイヤホン・ヘッドホンを接続」と回答し、約半数がBluetoothで接続していることが分かった(図1)。残りは「Lightningコネクタ付きのイヤホン・ヘッドホンを接続」(28.2%)と、「Lightningアダプタを経由してイヤホン・ヘッドホンを接続」(27.0%)で、iPhoneのLightning端子を利用している。iPhone7を購入するとLightningコネクタとアダプタが同梱されるが、Lightning端子利用者のうち、8割以上が同梱品を使っているという結果となった。
 
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iPhone7に同梱される、Lightningアダプタ

 その接続方法を採用した理由を、自由記述式で聞いたところ、Bluetooth利用者は、「質が高い」「便利」「無線が良い」など、Bluetoothに好意的な理由が多い。一方、Lightning接続でも傾向は異なっており、コネクタイヤホン利用者は「付属で付いてきた」「使いやすい」と、同梱品で十分だというのに対し、アダプタ利用者は今までのイヤホンを使いたいから、仕方なくアダプタを使っているという回答が目立っていた。
 
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図2 イヤホン接続方法に対する満足度(接続方法別) 

 では、これらの接続方法はどう評価されているのか。iPhone7とイヤホンの接続方法について、それぞれ満足度を聞いた(図2)。「満足」と「やや満足」を合算した比率をみると、Bluetoothが88.4%、Lightningコネクタが71.6%と、これらは満足度が高い結果となった。しかし、Lightningアダプタを使っている人の満足度は低く、36.6%であった。これはBluetoothと比較すると50ポイント以上差が開いており、イヤホンの接続方法ひとつで、大きな違いが生じているのが分かる。

 利用率や満足度の高さを踏まえると、イヤホンジャックを持たないiPhone7においては、Bluetoothでのイヤホン接続が最もメリットのある接続方法だと言える。今後、イヤホンジャックを廃止するスマートフォンが増え始めてくると、Bluetooth対応のイヤホン市場に、大きな影響を与えそうだ。本調査では、各接続方法の特徴を取り上げ、細かな属性や鑑賞シーンを比較するとともに、iPhone7ユーザーが音楽鑑賞において、イヤホンにどのようなニーズを持っているのかを分析している。


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 【BCN調査レポート】 iPhone7ユーザーの音楽視聴に関する調査報告書
 http://mkt.bcnranking.jp/news/detail.html?id=33572

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