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「NHK総合」がデータ放送の利用率と評価でトップ 満足度向上にはテレビの操作性と起動の早さが課題

アナリスト調査レポート

2016/09/12 09:00

 株式会社BCNは2016年7月、週に1回以上、dボタン(データ放送)を利用している20歳から69歳の男女1000名を対象に、「データ放送利用者に関する調査」を実施した。

 dボタンを利用しているテレビ局で、最も比率が高かったのが「NHK総合」(61.8%)。以下、主要民放4局である「FNN フジテレビ系列」(57.4%)、「NNN 日本テレビ系列」(52.7%)、「ANN テレビ朝日系列」(49.7%)、「JNN TBS系列」(46.0%)の順で続いた(図1)。またそれらのデータ放送のうち、最も内容が良いと思う局でも、「NHK総合」が42.9%でトップとなり、以下の順位も利用率と比例する結果となった。
 

図1 テレビ局別のデータ放送の利用率と評価

 データ放送を利用するうえでの項目別満足度と、それらを踏まえた総合満足度を質問。総合満足度では57.8%の人が満足(「満足」と「やや満足」の合計比率)であると回答している(図2)。項目別では、天気予報の確認やニュースの確認、クイズ番組への参加など、データ放送のコンテンツに関する項目は満足度が高い。一方で、スムーズな操作性と起動の早さは、他の項目に比べて、不満の比率が多い。
 

図2 データ放送の総合満足度と項目別満足度

 操作性と起動の早さは、データ放送のコンテンツ利用において非常に重要な項目だ。ただ、これらの動作を行う際は、データの圧縮や解凍などの処理を行っており、データ容量と、テレビのハードウェア環境に依存している。本調査ではそのほかにテレビとデータ放送の今後を占うため、ネット接続を中心としたテレビの利用状況やデータ放送の具体的な利用コンテンツ、現状の不満点などを質問している。

上記リサーチに関する詳細、お問い合わせはこちら

 【BCN調査レポート】データ放送利用者に関する調査

https://www.bcnretail.com/research/detail/20160819_43166.html



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