2026.11.02 16:30

生活

パナソニックの「子育て家電」で、共働きの家事や育児負担を軽減。夜中のミルクづくりが楽になる「浄水型ウォーターサーバー」も

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 パナソニックはこのほど、「“今どき子育て”のリアル 子育て家電体験会」と題するイベントを開催。夫婦コンサルタントの山本久美子さんと、絶賛子育て中の社員を交えたトークセッションで、育児や子育てをしながらの家事について語られた。そして、強力な助っ人になる製品として、食器洗い乾燥機、セパレート型コードレススティック掃除機、ベビーモニター、浄水型ウォーターサーバーを紹介した。

トークセッションの様子

SNSで他人と比較し、自己肯定感が下がらないようにするには

 パナソニックでは、子育てを取り巻く社会環境の変化として次の三つを挙げる。まずは共働き世帯の増加だ。2025年に共働き世帯が1333万世帯だったのに対し、専業主婦世帯は476万世帯となっている。2000年ごろから構成比が逆転し、共働き世帯は増える一方だ。そのため「ワンオペ育児」から、夫婦で協力する「共育て」の動きが主流になっている。
 
子育てを取り巻く三つの変化

 次に、「親だけで頑張る子育て」から「社会で支える子育て」への変化。26年度から全国の自治体で本格実施している「こども誰でも通園制度」は、保護者の就労条件を問わず、生後6カ月~満3歳未満の未就園児を保育施設に預けられる。「孤育て」に陥らないよう、社会全体でバックアップする制度だ。

 三つめが、子どもの安全への関心の高まり。例えば、毎年熱中症で救急搬送される子どもの数は約5000~1万人で推移している。どのようにして子どもを見守るかに注目が集まっている。

 SNS総フォロワー数24万人を超えるインフルエンサー「じママ」として活動する夫婦コンサルタントの山本久美子さんは、「育児を個人の分担にせず、夫婦で一つのチームとしてとらえる“ワンチーム育児”の考え方が重要です」とアドバイスする。
 
夫婦コンサルタントの山本久美子さん

 特に共働き夫婦は育児・仕事・キャリアにとても忙しい上、SNSに情報があふれ、つい他の家庭と比較し、自己肯定感を下げてしまいがちだ。

 だからこそ、育児を個人の負担や分担ではなく、夫婦で一つのチームとして考える必要がある。また「夫婦で話し合ってワンチームで向き合うことで、他人の家庭と比較せず、『うちの家族はこれでいい』と思える家族軸をつくることができます」と話す。

1歳3カ月の赤ちゃんと格闘する日々

 何よりも重要なのが、夫婦で抱え込まず、「子育て家電」に頼ることだ。「2人でも限界があるので、時短家電などのツールに積極的に頼るべきです」と山本さんは提唱する。

 1歳3カ月の男の子を育てる男性社員の船戸さんは、土曜日に1週間分の離乳食を作り置きする。「ブレンダーやおろし器、裏ごし器など大人用とは異なる道具を多く使うため、シンクが一瞬でカオス状態になります」とリアルな悩みを打ち明ける。「しっかりと洗えているのか衛生面でも神経をつかって、不安やストレスと闘いながら洗い物をしています」と振り返る。
 
社員の船戸さん

 また、「食べた量よりも、食べこぼした方が多いのではないかと思うほど激しいので、一日に何度も拭き掃除が必要です。ハイハイ時期は、床に触れた手をそのまま口に入れるので、いつもハラハラしていました。だからといって掃除機掛けと拭き掃除をする二度手間をかける時間的余裕がなく、できていないのが正直なところです」と語る。
 
シンクには大量の洗い物(左)、食事のたびに掃除(右)

 さらに夜は夜で、泣いて起きたときにミルクをつくる。電気ポットでお湯を沸かし、ミルクを溶かして人肌まで冷ますのに時間がかかってしまい、その間も泣いていて「ごめんね。もう少し待ってね」と思いながら寝室とキッチン、赤ちゃんの部屋を行き来する。

 寝かしつけた後も、別室で無事に寝ているか不安になり、リビングから何度もドアを開けて確認しに行く。その結果、ドアの音で赤ちゃんが起きて泣いてしまうこともあり、夜も心が休まる暇がないと感じていたと語る。

子育て家電に頼ることで、心にゆとりが生まれる

 小学5年生(10歳)のお子さんを持つ女性社員の根本さんはどうだろうか。「小学生になると、日々の準備に加えて『宿題をみる』というタスクが加わります。帰宅してから就寝するまでの時間はあっという間に過ぎるので、余裕がなくなって焦ってしまうことが多かったです」と明かす。
 
社員の根本さん

 根本さんは職場復帰を機に、食器洗い乾燥機を導入した。「食器洗いは食洗機に任せることで、心にゆとりが生まれました。食器をセットしてボタンを押すだけで、今日の家事タスクを一つ終わらせることができた。その事実があるだけで、夜の気持ちのゆとりが劇的に変わりました。子どもとしっかり向き合う時間がつくれるようになりました」と語る。

 また、小学生は外遊びから帰ってきた足の裏の汚れや汗でフローリングのべたつきに悩まされるという。さらに、自宅前に小学校があるためグラウンドの砂が風で飛んできて、床にざらつき感が残ってしまうという苦労も語った。

ミルクづくりの悩みを解消する「浄水型ウォーターサーバー」

 トークセッションで語られた悩みを解決してくれる子育て家電で最初に紹介したいのが、夜中の赤ちゃんのミルクづくりで役立つ「浄水型ウォーターサーバー TK-RSS1」だ。
 
浄水型ウォーターサーバー TK-RSS1

 通常、粉ミルクでつくる際、水道水を一度沸騰させて水道水に含まれるカルキを除去する。沸騰後、70℃以上のお湯で粉ミルクを溶かすが、これは実はあまり知られていないが、粉ミルクの中に存在するサカザキ菌やサルモネラ菌を確実に死滅させるためだ。粉ミルクを溶かした後は、時間をかけて人肌の約40℃に冷ます。
 
赤ちゃんのミルクづくりにもおすすめ

 TK-RSS1は80℃の温水と、10℃の冷水をつくることができる。高機能カートリッジは、カルキを含む19物質を除去してくれるから、そもそも煮沸する必要がない。ただ、粉ミルクの中の菌を死滅させるため、最初に70℃以上となる80℃の温水で粉ミルクを溶かす必要がある。

 具体的には、哺乳瓶に既定量の粉ミルクを入れる。ロック解除ボタンを3秒長押ししてチャイルドロックを解除。約半分の量の温水(80℃以上)を注いで粉ミルクをしっかりと溶かす。ミルクが溶けたら冷水(10℃以下)を注ぎ足せば、ちょうど人肌程度(約39℃)のミルクが完成する。
 
温水でしっかり溶かして、冷水を注ぐだけ
 
温水と冷水の半分ずつで38℃に

 煮沸したり、流水で冷やしたりする時間が不要になるため、ミルクが簡単につくれる。その上、ミルクを飲んで寝かしつけたら自分も安心してぐっすりと眠れる。

 TK-RSS1はA4サイズよりも少し大きいぐらいの卓上コンパクト設計。寝室やベビーベッドの横に設置できる。キッチンと寝室を移動する手間もなく、ベッドサイドですぐに調乳が完了する。

 水道水を注ぐだけなので、使用量を気にせず使える。また、給水タンクも手になじむカーブをつけたフォルムを採用。取り外してキッチンやシンクで給水しやすいように、手を掛けられる持ち手部分が設計されている。水を入れた重い状態でも持ち運びやすく、給水時のストレスを軽減する工夫を凝らしている。

 TK-RSS1は10月からサブスクサービスを開始した。初月4950円、2カ月目以降は月額2420円となっている。乳幼児はミルクを飲む回数が多いため、ミルクづくりを時短するだけでも、相当な時間がつくれるだろう。睡眠時間を無駄に削ることもなくなる。月額制なので、乳幼児の期間だけ使うという利用法もありだ。

子育て家電の筆頭格。食器洗いは「食洗機」におまかせ

 トークセッションでお任せしたい子育て家電の筆頭に上がったのが、「食器洗い乾燥機 NP-TSP2」だ。特に離乳食期は、つくるための道具を洗う必要がある。手洗いではできない50℃以上の高温・高圧水流でしっかり洗浄し、除菌までできる。ただし、「乾燥のみ」設定時は除菌できない。除菌効果は食器の量や位置、汚れの程度により異なる。
 
食器洗い乾燥機 NP-TSP2
 
離乳食特有の汚れやおろし器、裏ごし器もきれいに

 NP-TSP2の最大の特徴は、分岐水栓を使わずに設置できること。工事が不要なので賃貸物件でも使える。水を入れて使うタンク式で、給水も本体の上からではなく、下からできるのもポイントだ。
 
下からタンクに給水できる

 また、ドアの開閉時に蛇口にぶつからない「リフトアップオープンドア」を採用。奥行きもスリムでシンク横に置け、2人分の食器とフライパンなど調理器具が洗える。食器だけなら、約4人分の食器24点が一度に洗える(人数は日本電機工業会自主基準による)。マイボトルも2本セットできる。実演デモでは、離乳食特有の汚れが予洗いなしでしっかりと落ちているのが確認できた。
 
リフトアップオープンドア

拭き掃除がいらない「セパレート型コードレススティック掃除機」

 赤ちゃんや小学生の床汚れは、パナソニックの「セパレート型コードレススティック掃除機 MC-NX600KM」が解決する。一般的な霧よりも粒子が細かい約10μmのマイクロミストを、超音波振動により生成。ブラシのヘッド部から噴射することで、ブラシの吸着力や摩擦力が上がる。通常の吸引力だけでは取れない、微細なホコリや花粉、ハウスダスト、皮脂汚れまで取れ、さらに除菌効果もある。
 
セパレート型コードレススティック掃除機 MC-NX600KM

 床拭きに洗剤やアルコール成分を使わないから、ハイハイ期の赤ちゃんも安心だ。また、成長期の小学生の部活から帰ってきた子どもの足裏の皮脂によるべたつきも抑える。実演デモでも皮脂汚れを想定した足跡もきれいになっていた。
 
足裏の皮脂汚れもきれいに

 1.5kgの軽さとコードレスなので、赤ちゃんを抱えながら気になるところをサッと掃除できる。
 
1.5kgの軽さ

 また、「親子ノズル」はヘッド部分のペダルを足で押すだけで子ノズルに切り替えられる。かがむことなく、家具のすき間掃除ができる。子ノズル時は1.0kgとさらに軽くなる。親子ノズルに戻す際も、親ノズルに子ノズルをカチッと入れるだけ。しゃがまないでセットできる。
 
足で押すだけで子ノズルに切り替え

スマホではなく専用モニター機で見守る「ベビーモニター」

 「ベビーモニター KX-HC750」は、赤ちゃんの様子をモニター機で見守りできる、赤ちゃんの見守りに特化した専用機といえる。出産祝いのギフトとしても活用できそうだ。
 
ベビーモニター KX-HC750

 見守りカメラはスマホのアプリで確認できるものもあるが、動画配信を見ているときなどに切り替えるのが煩わしくなり使わなくなるケースもある。KX-HC750はスマホの画面ではなく、専用のモニター機を見ればいいので赤ちゃんの異変を確認できる。

 ワイヤレスの設定は不要で、電源オンですぐに使える。モニター機は充電式なので家の中のどこにいても持ち運んで確認できる。カメラには、音や動作、温度の3種類のセンサーを搭載。光や音で赤ちゃんの様子や室温の変化を知らせてくれる。
 
音と光、温度で変化を知らせる

 また、赤ちゃんが泣いたら自動でおやすみ音を再生。胎内音や心音、ホワイトノイズ、波の音、雨音、子守歌(5種類)から設定でき、赤ちゃんが落ち着く音が収められている。
 
赤ちゃんが落ち着く音が流れる

 さらに周囲が暗い夜でも、自動で赤外線LEDが点灯する「ナイトモード」も搭載する。

 家事はできるだけ「子育て家電」にまかせれば、時間が生まれ心の余裕やゆとりも生まれる。他の家電でも「子育て」という視点から考えてみると、これまで気付かなかった便利な機能が見えてくるのかもしれない。(BCN・細田 立圭志)
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