2026.10.15 17:00
スマホ・PC防災グッズを買わなくてもOK! スマホやノートPCなどで備える災害対策
地震や台風、突発的なゲリラ豪雨といった予期しない自然災害への備えは、現代社会を生きる上で避けて通れない重要な課題です。ですが、非常食や専用の防災グッズを家族全員分そろえ、賞味期限やバッテリーの有効期限を定期的にチェックして維持管理し続けるのは、経済的な負担が大きい上に家庭での貴重な収納スペースの面でもハードルが高いといえます。そこで今、注目を集めているのが日常と非日常の境界線をなくす「フェーズフリー」という考え方です。(フリーライター・REV)
もしもの災害に備えよう!
スマホのライト機能と水の入ったペットボトルを組み合わせた
「簡易ランタン」
一方、避難生活において最も回避しなければならないのが、スマホのバッテリー枯渇による情報途絶や、家族と連絡が取れないことです。モバイルバッテリーの蓄えがない場合や充電が切れた際に頼りになるのが、普段、仕事や学習で使っているノートPCです。
フル充電されたノートPCは大容量バッテリーそのものであり、USBポート(Type-CやType-Aなど)経由でスマホと接続すると、スリープ中のUSB給電機能に対応した機種であれば、PCをモバイルバッテリー代わりに利用できます。あらかじめ「スリープ中のUSB給電」機能を有効に設定しておくことで、停電時における非常に頼もしい緊急電源として大いに活用できます。
さらに、スマホ側の省電力モードをオンに設定し、画面の明るさを下げておくことで消費電力を最小限に抑え、給電可能時間をより長く延ばす工夫も、あわせて覚えておくと役に立ちます。平時から給電対応ケーブルを分かりやすい場所にまとめて保管しておくことも大事です。
ご飯の炊き方
耐熱温度130度以上の高密度ポリエチレン製ポリ袋にお米と水を入れて空気を抜き、お湯を張った鍋に入れて湯煎するだけで、鍋や食器を汚さずに温かいご飯が完成します。一つの鍋でご飯とおかずを同時に湯煎調理できる上、鍋の水が汚れないため同じお湯を何度も再利用でき、袋のまま食べれば貴重な水の節約にも直結します。
また、停電時における家庭の冷蔵庫の扱いにも正しいノウハウが求められます。停電が発生した際、冷蔵庫は扉を閉じたままにしておけば、一定時間は庫内の温度上昇を抑えられるので、むやみな開閉は厳禁です。停電が長引くことが予想される場合は、傷みやすい食材を早めに市販のクーラーボックスや保冷バッグに移し替えるのが有効です。
普段から冷凍庫で作っておいた氷や、水を凍らせたペットボトルをクーラーボックスに一緒に入れて密閉すれば、簡易冷蔵庫として冷気を長期間キープできます。さらに、溶けたペットボトルの水はそのまま貴重な飲料水や生活用水として再利用できるため、一切の無駄がありません。
また、カセットボンベの予備を常に数本ストックしておくことで、非常時でも衛生的な食生活を数日間維持することができます。日常的な食材ストック(ローリングストック)と組み合わせることで、いざという時の安心感は一段と高まります。
日頃から使っている家電や日用品を防災視点で見直そう
ぜひ、自宅の家電や日用品の配置と機能をチェックし、もしもの時に自分と家族を守る実践的な備えを確実に進めてほしいと思います。
「フェーズフリー」とは?
フェーズフリーとは、平時に愛用している生活家電や日用品を、非常時の防災ツールとしてもそのまま有効活用する発想です。特別な防災用品をわざわざ買い足さなくても、今、自宅にあるものを知恵と工夫で応用するだけで、不測の停電やライフラインの途絶を非常時に賢く乗り切る強力な備えとなり、日々の生活における安心感を大きく高めることができます。それぞれの場面で、見ていきましょう。照明・電源のライフハック:スマホライトとノートPCを防災ギアに変える
停電が発生した際、誰もが最初に直面するのが夜間の深い暗闇と、通信機器のバッテリー問題です。手元に専用の懐中電灯がない場合でも、普段使っているスマートフォン(スマホ)のライト機能と水の入ったペットボトルを組み合わせるだけで、実用的な「簡易ランタン」を即座に作ることができます。上に向けたスマホのLEDライトの上に水入りペットボトルを置くだけで、直進する強い光が水中で屈折・乱反射し、部屋全体を柔らかく照らす優れた間接照明へと早変わりします。火を使わないので余震の際も安全で、水の中に少量の牛乳を混ぜると、光がさらに拡散し、周囲を広く照らしやすくなります。
「簡易ランタン」
一方、避難生活において最も回避しなければならないのが、スマホのバッテリー枯渇による情報途絶や、家族と連絡が取れないことです。モバイルバッテリーの蓄えがない場合や充電が切れた際に頼りになるのが、普段、仕事や学習で使っているノートPCです。
フル充電されたノートPCは大容量バッテリーそのものであり、USBポート(Type-CやType-Aなど)経由でスマホと接続すると、スリープ中のUSB給電機能に対応した機種であれば、PCをモバイルバッテリー代わりに利用できます。あらかじめ「スリープ中のUSB給電」機能を有効に設定しておくことで、停電時における非常に頼もしい緊急電源として大いに活用できます。
さらに、スマホ側の省電力モードをオンに設定し、画面の明るさを下げておくことで消費電力を最小限に抑え、給電可能時間をより長く延ばす工夫も、あわせて覚えておくと役に立ちます。平時から給電対応ケーブルを分かりやすい場所にまとめて保管しておくことも大事です。
調理・保存のライフハック:カセットコンロ活用と停電時の冷蔵庫保冷術
災害時に電気やガスといったライフラインがストップした際、温かい食事の摂取と食料の安全な保存は、避難生活における心身の健康と体力を維持する上で極めて重要となります。自宅にあるカセットコンロと、100円ショップなどでも手に入る高密度ポリエチレン袋を組み合わせた「パッククッキング(湯煎調理)」は、災害時に非常に役立つ調理技法です。
耐熱温度130度以上の高密度ポリエチレン製ポリ袋にお米と水を入れて空気を抜き、お湯を張った鍋に入れて湯煎するだけで、鍋や食器を汚さずに温かいご飯が完成します。一つの鍋でご飯とおかずを同時に湯煎調理できる上、鍋の水が汚れないため同じお湯を何度も再利用でき、袋のまま食べれば貴重な水の節約にも直結します。
また、停電時における家庭の冷蔵庫の扱いにも正しいノウハウが求められます。停電が発生した際、冷蔵庫は扉を閉じたままにしておけば、一定時間は庫内の温度上昇を抑えられるので、むやみな開閉は厳禁です。停電が長引くことが予想される場合は、傷みやすい食材を早めに市販のクーラーボックスや保冷バッグに移し替えるのが有効です。
普段から冷凍庫で作っておいた氷や、水を凍らせたペットボトルをクーラーボックスに一緒に入れて密閉すれば、簡易冷蔵庫として冷気を長期間キープできます。さらに、溶けたペットボトルの水はそのまま貴重な飲料水や生活用水として再利用できるため、一切の無駄がありません。
また、カセットボンベの予備を常に数本ストックしておくことで、非常時でも衛生的な食生活を数日間維持することができます。日常的な食材ストック(ローリングストック)と組み合わせることで、いざという時の安心感は一段と高まります。
身の回りの家電を見直す「フェーズフリー」で今すぐできる備えを
特別な専用防災グッズを完璧に買いそろえることだけが災害への備えではありません。日頃から当たり前のように使っているペットボトルやノートPCなど、身の回りの日用品や家電を「防災視点」で再発見することで、万が一の事態にも慌てず冷静に対応できる大きな安心感が得られます。一見、ハードルが高く感じられる防災対策も、今、自宅にあるものの活用法を知るだけで、今すぐ始めることができるのです。
ぜひ、自宅の家電や日用品の配置と機能をチェックし、もしもの時に自分と家族を守る実践的な備えを確実に進めてほしいと思います。
REV
REV
Webメディアを中心に活動する歴15年のライター。IT・通信・オーディオ・DIY分野に精通。最新ガジェットの丁寧な解説からクラウドファンディングのディレクションまで、市場の熱量を読者へ的確に届ける。
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