• ホーム
  • 新製品・レビュー
  • AI&サブスクでスキンケア革命! 毎月の肌状態に合わせたクリームを作って届ける「FLES」を試した

AI&サブスクでスキンケア革命! 毎月の肌状態に合わせたクリームを作って届ける「FLES」を試した

レビュー

2021/03/20 18:00

【木村ヒデノリのTech Magic #048】 スキンケアが驚くべき進化を遂げている。「FLES(フレス)」は毎月オートクチュールのスキンケア製品を送ってくれるサブスクリプション型サービスだ。初回に送られてくる測定器で定期的に肌を計測すると、そのデータをAIが解析し、肌コンディションに合わせたクリームを作って送付してくれる。今回は実際にこのFLESを試して、最新スキンケアサービスの使い勝手を確かめてみた。

AIを活用したまったく新しいスキンケアサービス「FLES」。
測定器で計測した肌の状態が毎月クリームにフィードバックされる
 
光トリートメントができるスタンダードとアプリのみ使うシンプルの2種類のプランがある
 
毎月1回のチェックアップが次のクリームに反映され、肌の状態に合わせたものが送られてくる

スキンケアもサブスクする時代、男性の入門用にも

 スキンケア用品というと、いくつかの製品から自分の肌に合うものを選ぶのが一般的だろう。複数の製品を組み合わせて使うことも多いと思うが、FLESはこうしたケア用品にリアルタイム性を組み込んだ新しいサービスだ。Webから入会でき、申し込むと初回は測定器とクリーム、活用法などがかかればマニュアルが送られてくる。入会時にかなり多くの質問に答えるチェックアップがあり、初回のクリームにはこのアンケートがフィードバックされている。
 
アンケートに答えると分析結果やゴール、スキンケアアドバイスが表示される
 
続いてどのような美容クリームが処方されたかも表示される。
筆者は2種類のテクスチャーのうちモイストが選ばれていた

 2回目の処方以降は測定時に撮影された肌の写真をAIで解析した客観的指標と、チェックアップで答えたアンケートの内容が反映される。客観的指標が入る分、1回目よりも自分にマッチしたクリームが送られてくる。
 
アプリ内で実際に撮影した肌写真を比較できるのもかなり便利だ

 クリームは3~4プッシュを目安に使っていくと大体30日前後で全部消費される。使いきれなかった場合も、サイクルに沿って新しいクリームに変えていった方が肌ケアとしてはよいとのこと。余ってしまった分はデコルテや手など別の場所に使うとよいだろう。

 初回使用時には以前使っていた化粧水などと合わせて少しずつ使っていくのが良いが、基本的に1本で完結できるクリームだという。肌が慣れてきたら朝晩洗顔後に1本で全てのケアが終わるのは手軽だと感じた。こうしたFLESのワークフローは女性にはもちろん、今までスキンケアをしてこなかった男性も続けやすいのではないだろうか。筆者も入浴後に化粧水をバシャっとつける程度のケアしかやってこなかったので、自分以外が肌の状態を判断してくれるという体験がとても良かった。

光トリートメントもできる測定器が秀逸

 測定器の優秀さも信頼感を増してくれる。デバイスは一番肌の状態を分析しやすい30倍の写真が効率よく撮れるように設計されており、ユーザーは特に何も考えずとも高精度な写真を撮影して活用することができる。本来肌を分析するためには照明の当たり方や外光の調整、距離などさまざまな要素を考慮しなければならないが、FLESの測定器は何も考えずともこれらが最適なものになるようデザインされている。

 このデバイスのデザインをしたのは佐藤オオキ氏が設立し、国内外でも注目を集めるデザインオフィス「nendo(ネンド)」。機能性はもとより洗練されたデザインでしまい込まなくてもインテリアとして成り立つといった点も好感が持てる。
 
機能性がこのスタイリッシュなきょう体の中にしっかりと落とし込まれているのでデイリーユースに大いに貢献してくれる

 また、測定だけでなく光トリートメントができる点も評価できる。もちろん業務用と比べれば効率で劣るが、手軽に家で使えるという意味ではバランスが良い。青・黄・赤の三色のLED光がそれぞれ異なる皮膚層にアプローチしケアが可能。オートクチュールを選択すれば、測定した肌状態に合わせて最適な比率で3色を当ててくれるのが他の業務器と違う点だろう。

 惜しいのは照射範囲が広くないので、一度に限られた場所にしか当てられない。ここに関しては大型の業務器に遅れをとる部分だが、少し顔から離したところに固定して顔全体に照射する、という使い方をすると時間は必要だが全体を一度にトリートメントすることもできる。逆に業務用はテレビを見ながらなど、手軽に行うことができないので、フットワークが軽い利点を最大限に活かすのが良いだろう。部分的に行う場合は10分、顔全体に当てるような使い方なら2セットとなる20分照射すると良いということだった。
 
光トリートメントは小型の民生器だから効きづらい、ということはないそうだ。
時間さえかければ業務器と同じようなケアができる

単体では業務器に負ける部分はあるが、総合点は非常に高い製品

 
 例えば、光トリートメント一つを取れば、業務器よりも時間がかかるような不便さは確かにある。しかし、トリートメントを測定結果からフィードバックして都度変えてくれたり、それに合わせたクリームが毎月送られてきたりと、一連のワークフローでフレスを越えられるようなサービスは今のところないと感じた。

 特に肌に関する知識がなくともデバイスが補助して最適なケアができる点は初心者にもやさしいし、わざわざどこかに通う必要もないので男性も抵抗なく始められる。また、疑問点があれば専用LINEで質問すれば、データに沿って最適な回答を迅速にくれるのも素晴らしい。

 Zoom会議なども増える中で機材だけでなくスキンケアが注目されている。肌質が良くなるだけでビジネスの印象も良くなるのならば、男性もしっかりケアするに越したことはない。早い人は1か月で結果が出ることもあるという。購入のサイクルは最大2サイクル休むこともできるそうなので、一度試して肌がどんな状態か測定してみるだけでも興味深い結果が得られると思う。(ROSETTA・木村ヒデノリ)


■Profile

木村ヒデノリ 
ROSETTA株式会社CEO/Art Director、スマートホームbento(ベントー)ブランドディレクター、IoTエバンジェリスト。

普段からさまざまな最新機器やガジェットを買っては仕事や生活の効率化・自動化を模索する生粋のライフハッカー。2018年には築50年の団地をホームハックして家事をほとんど自動化した未来団地「bento」をリリースして大きな反響を呼ぶ。普段は勤務する妻のかわりに、自動化した家で1歳半の娘の育児と家事を担当するワーパパでもある。

【新きむら家】
https://www.youtube.com/rekimuras
記事と連動した動画でより詳しい内容、動画でしかお伝えできない部分を紹介しています。

オススメの記事