エッセンシャルクラスで最高音質の耳かけ型補聴器、「Oticon Ruby」発売

新製品

2020/03/30 17:30

 オーティコン補聴器は、エッセンシャルクラスで、音質、充電、外部機器との通信性を兼ね備えた耳かけ型補聴器シリーズ「Oticon Ruby(オーティコン ルビー)」を3月31日に発売する。ユーザーの幅広いニーズに合わせ、搭載機能によって「ルビー1」「ルビー2」と二つのプライスポイントを設定、それぞれ耳かけ型4種類「ミニRITE」、「ミニRITE R」(充電式)、「ミニRITE T」、「耳かけ型プラスパワー」を展開する。

Oticon Ruby

 Oticon Rubyは、買いやすさに特化した価格帯のエッセンシャルクラスでオーティコン史上最高音質を実現。新たなハウリングマネージメントシステム「スーパーシールド」によって、不快なハウリングを発生前に予防する。

 スーパーシールドは、音質の向上と、ユーザーの総合的な補聴器体験、使用感が高まるように設計した機能。補聴器に入る音を分析し「キーン」という不快なハウリングを発生前に抑える。これによって、従来の補聴器で発生しやすかった電話での会話、車での移動、人や物が急に補聴器に近づく場合など、ユーザーの日常で起こりえるあらゆる場面に素早く対応する。

 充電式のミニRITE Rでは、エッセンシャルクラスで非接触型リチウムイオン充電式を初めて採用。3時間の充電で、デジタル機器とのストリーミングを含めて1日を通して補聴器の利用が可能となる。また、30分間の急速充電でも最大6時間使用できる。充電器は、スタイリッシュなデザインで、取り扱いも簡単に行える。

 また、2.4GHz Bluetooth低エネルギー方式による外部デジタル機器とのワイヤレス通信機能を搭載。iPhoneとの直接接続をはじめ、アクセサリ製品との併用でスマートフォンの利用や、ビデオや音楽のストリーミングなども両耳で利用でき、高品質なステレオサウンドを楽しむことができる。

 さらに、TVからの音声を直接補聴器に届けるアクセサリ「TVアダプター」を複数台接続することができ、自宅のTVに加え、オーディオシステムなどからの音声もストリーミングが可能。携帯機器との併用では、ONアプリも使うことができる。

 一側性難聴の人が聞こえない方の耳に装用するオーティコンCROS送信機と互換性があり、一側性難聴の人に優れた聞こえを提供する。オーティコンCROS送信機には、騒がしい環境など、複雑な環境を含む日常生活のあらゆる環境下で開かれた聞こえを提供する「オープンサウンドナビゲーター」が搭載されている。

 ルビーと組み合わせて使用することで、音の方向の分かりづらさや、騒音下での音声聴取が苦手である、など一側性難聴に伴う問題を抱えるユーザーをサポートする。