補聴器メーカーのGNヒアリングジャパンが5月、聞こえの衰えを確認する「きこえのチェック」サイトをオープンした。所要時間は約3分。チェックは無料で実施できる。

無料で気軽に聞こえの衰えをチェックすることができる「きこえのチェック」

 使い方は簡単。チェックを始めると、雑音と一緒に三つの単語と三つの数字が流れて、聞こえた単語を順番通りに選んでいく。単語や数字を聞き逃してしまった場合は、“もう一度聞く”ボタンをクリックする。精密にチェックするには、ヘッドホン・イヤホンを装着し、左右の耳で個別にチェックする。結果は、電子メールで送信される。
 
音を聞いて絵を選ぶ
 
数字の聞き取り

 同サービスは、聞こえに難を抱えていそうな家族や友人がいたとしても、ゲーム感覚で気軽に診断を受けられるのが利点だ。聞こえの衰えは、ほとんどのは、本人に自覚がないか、私生活をする上でなんとかなってしまう場合が多い。放置すると、悪化やほかのリスクにつながる恐れがある。きこえのチェックで聞こえの低下の可能性を指摘された場合、早めに耳鼻科などの専門医に受診することを勧める。

 最近では、聞こえの衰えに対する関心が世界的に高まっている。世界保健機構(WHO)は、イヤホンの大音量や音楽ライブの大音響など、耳に負担の大きいコンテンツによって、難聴のリスクが高まっていると指摘。アルツハイマー病協会国際会議2017では、中高年の認知症のリスクの一つとして難聴をあげている。

 こうした背景から、同社は高齢化が進む日本でも難聴の早期診断を実現し、関連するリスクを下げようと、きこえのチェックをオープンした。デンマーク本社では2年ほど前にリリースされており、一般消費者だけでなく、自身の聞こえの程度をてあるに把握するための簡易的なツールとして専門家も注目しているという。