業界最高水準の速度を実現、TP-LINKがWi-Fiルータの新製品を発表

新製品

2016/11/08 14:24

 TP-LINK(ティーピーリンク)は11月8日、業界最高水準の通信速度を実現したWi-Fiルータ「ArcherC5400」を12月末に発売すると発表した。


ArcherC5400

 都内で開催した発表会で、ティーピーリンクジャパンの李超毅支社長は「これからの製品は、もっとスマートで、使いやすいものになる。より品質が高く、より良いサービスを提供することで、お客様に近づいていきたい」とあいさつした。
 

ティーピーリンクジャパンの李超毅支社長

 「ArcherC5400」は、最新の通信技術「Nitro QAM」を採用し、全周波数の速度を従来より最大25%上昇させたのが特徴。各帯域の通信速度は、2.4GHz帯で1000Mbps、5GHz帯で2167Mbpsに達する。
 

ArcherC5400の各周波数帯の通信速度

 また、三つの異なる周波数帯域を提供する「トライバンドWi-Fi」や、デバイスごとに最適な周波数帯を自動的に割り当てる「Smart Connect」を備える。複数の端末に同時にデータが送信できる「MU-MIMO」にも対応。参考価格は2万9800円。
 

新製品のラインアップ

 このほか、Wi-Fiルータ「ArcherC3150」(11月中旬発売、1万9800円)、「ArcherC55」、(12月上旬発売、5180円)、「TL-WR802N」(11月8日発売、2180円)の計3機種と、Wi-Fi中継器「RE450」(11月8日発売、7180円)も発表した。

 ティーピーリンクは、中国・深センに本社を置き、120以上の国で通信機器を提供する。なかでもWi-Fiルーターでは、38か国でトップシェアを誇る。会社設立20周年を迎えた今年から、日本市場に本格参入した。