MMD研究所、最新AndroidスマートフォンとiPhone 5cで通信速度調査を実施

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2014/06/06 17:53

 MMD研究所は、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイル各社のAndroid搭載スマートフォンの夏モデルとiPhone 5cを使用し、全国の主要都市で通信速度を調査した結果を発表した。

ダウンロードスピードが速いのはAndroid、iPhone 5cともにソフトバンク



 調査は、2014年5月24~28日に14都市/95か所で実施。端末は、各社のAndroid搭載スマートフォン夏モデルのうち、NTTドコモ「Xperia Z2 SO-03F」、au「GALAXY S5 SCL23」、ソフトバンクモバイル「AQUOS Xx 304SH」と、各社のiPhone 5cを使用した。調査スポットは、主要都市の駅・ランドマークをランダムに抽出。計測には「RBB TODAY SPEED TEST」アプリを利用し、10~19時の時間帯に同条件下で各端末3回計測し、平均値を記録した。なお、調査スポットのLTE化率は100%だった。

 ダウンロード平均スピードが最も速かったのは、ソフトバンクのAndroid端末で29.89Mbpsだった。続いて、ソフトバンクのiPhone 5cが29.67Mbps、ドコモのAndroid端末が28.02Mbps、ドコモのiPhone 5cが25.33Mbps、auのAndroid端末が25.12Mbps、auのiPhone 5cが20.67Mbpsだった。アップロード平均スピードは、ソフトバンクのiPhone 5cが13.53Mbpsで最も速く、次にauのiPhone 5cが9.97Mbps、ドコモのAndroid端末が9.80Mbpsで続いた。


 調査スポットの最速地点は高松空港(香川県高松市)で、auのAndroid端末が87.97Mbpsを記録した。このほか、ドコモのAndroid端末が石川県金沢市の堅町ストリートで74.80Mbpsを、ソフトバンクのiPhone 5cが石川県金沢市の香林坊109で66.37Mbpsを記録した。

ダウンロード平均スピード20Mbps以上はソフトバンクのAndroidが最多



 全調査スポットのダウンロード平均スピードの結果を10Mbpsごとに6段階に区分けすると、調査対象の95か所のうち、ダウンロード平均スピードが20Mbps以上の調査スポット数は、ソフトバンクのAndroidが78か所(82.1%)で最も多かった。続いて、ソフトバンクのiPhoneが72か所(75.8%)、ドコモのAndroidが65か所(68.4%)、ドコモのiPhoneが59か所(62.1%)だった。


 キャリア別に最も多い分布をみると、ドコモが、Android/iPhoneとも「20以上30Mbps未満」で31か所(32.6%)、auのAndroidが「20以上30Mbps未満」で29か所(30.5%)、auのiPhoneが「10以上20Mbps未満」で42か所(44.2%)、ソフトバンクのAndroidが「20以上30Mbps未満」で33か所(34.7%)、ソフトバンクのiPhoneが「30以上40Mbps未満」で28か所(29.5%)だった。