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パイオニア、AVアンプ「SC-LX87」と「SC-LX77」、Class Dの「ダイレクトエナジーHDアンプ」搭載

ニュース

2013/08/08 18:37

 パイオニアは、9チャンネル同時にハイパワー出力ができる「ダイレクトエナジーHDアンプ」を搭載し、全チャンネル(9.2ch)にESSテクノロジーの「SABRE 32bit Ultra DAC」を採用することで高音質を実現したAVアンプ「SC-LX87」と「SC-LX77」の2機種を、9月下旬に発売する。価格は、「SC-LX87」が35万円、「SC-LX77」が26万1000円。

「SC-LX87」(左)と、「SC-LX77」

「SC-LX87」(左)と、「SC-LX77」

 Class D「ダイレクトエナジーHDアンプ」を搭載し、マルチチャンネルの同時ハイパワー出力を実現。半導体チップを基板に直結した独自構造のパワー素子「Direct Power FET」やシンプルでクリーンな回路構成などによって、音質とレスポンス性能を高めた。

 アンプ部の入り口から出口までの回路構成を見直し、新たな回路構成に適したオーディオ用パーツを厳選。「Direct Power FET」のドライバIC(大電力部)と、アナログ小信号を処理するオペアンプICを分けた回路設計を採用することで、高音質化・高効率化を実現している。

 さらに、「ダイレクトエナジーHDアンプ」の高効率駆動によって、スピーカーの幅広いインピーダンスに対応。特別な設定や切替えなしで、さまざまなスピーカーと接続できる。

 デジタル信号を低ジッターでアナログ変換するESSテクノロジのD/Aコンバータ「SABRE 32bit Ultra DAC」を全チャンネル(9.2ch)に採用することで、「ダイレクトエナジーHDアンプ」の性能を最大化し、豊かな低域を再生する。

 すべての回路のグランド(基準)を1点アースとして安定動作させる「アドバンスド クリーングランド思想」による設計で、接続機器からのノイズを徹底的に低減し、映像や音声信号を忠実に出力する。さらに、プリアンプ部、パワーアンプ部、電源部を鋼板で分離し、各ブロック間の干渉を抑制する「3次元フレーム構造」を採用したことで、繊細な音のニュアンスを正確に表現する。

 このほか、「Hi-bit 32 Audio Processing」「オートフェイズコントロールプラス」などの高音質再生のための機能を搭載。音質チューニングは世界的に有名な録音スタジオ、Air Studiosのサウンドクリエイターと共同で行っている。映像についても、4Kパススルー機能や4Kアップスケーリング機能など、高画質再生を実現するさまざまな機能を搭載する。

 ルーカスフィルムが開発した音響プログラム「THX Ultra2 Plus」に準拠。DSTの最新マトリクスサラウンド技術「DTS Neo:X」を備えている。

 音声入力端子は、デジタルが光×2系統、同軸×2系統、アナログ×2系統、アナログマルチチャンネルは7.1ch、アナログ(AV)×4系統。映像入力端子は、コンポジット×4系統、コンポーネント×3系統。

 音声出力端子は、プリアウトが9.1ch、光デジタル×1系統、アナログ(AV)×1系統、マルチゾーン用×2系統、マルチゾーン用サブウーファー出力×1系統。映像出力端子は、コンポジット×1系統、コンポーネント×1系統、マルチゾーン用はZone 2/3用がコンポジット各1系統、Zone 2用がコンポーネント×1系統、HDZONE用がHDMI×1系統。

 HDMI入力×9基、HDMI出力×3基、MHL入力×1系統(フロントHDMI入力兼用)を搭載する。サイズは幅435×高さ185×奥行き441mm。

 「SC-LX87」は、多チャンネル同時駆動出力が810W(9ch同時駆動時)。アナログ電源部に搭載した大容量トランスが発生する磁束ノイズを大幅に低減する「磁束密度改善電源トランス」を備え、クリアな信号伝達を実現する。また、Native DSD(DoP)2.8MHzと192kHz/32ビットまでのファイルを再生できる「USB DAC」機能を搭載する。重さは18.0kg。

 「SC-LX77」は、多チャンネル同時駆動出力が770W(9ch同時駆動時)。重さは17.6kg。