パナソニック、Wi-Fi Direct対応のBDレコーダー「スマートディーガ」など6機種

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2012/02/08 17:53

 パナソニックは、「シンプルWi-Fi」を搭載した「スマートディーガ」3機種を含むHDD内蔵ブルーレイディスク(BD)レコーダー「ブルーレイディーガ」6機種を2月20日に発売する。

 上位機種「スマートディーガ DMR-BZT920/DMR-BZT820/DMR-BZT720」は、地上・BS・110度CSデジタルチューナーを3基ずつ搭載し、デジタル放送を3番組同時に録画できる。また、Wi-Fiアライアンスが策定した無線LAN規格「Wi-Fi Direct」に準拠し、無線ブロードバンドルータを使用せずに、一時的にディーガとWi-Fi対応機器を無線で接続してワイヤレス家庭内LANを実現する「シンプルWi-Fi」機能を搭載。リビングなどに置いた「ディーガ」の録画番組を離れた部屋の対応テレビなどで再生する「お部屋ジャンプリンク」を、簡単な設定だけで利用できる。LAN接続している「ディーガ」の録画番組をまとめて表示する「家じゅう録画一覧」を新たに搭載したほか、「お部屋ジャンプリンク」の同時動作の改善や「放送転送機能」を強化し、より使いやすくなった。

スマートディーガ DMR-BZT920/DMR-BZT820/DMR-BZT720

 最上位機種「DMR-BZT920」は、高画質技術「ディテールクラリティプロセッサforBD」などを搭載し、画質・音質にこだわったプレミアムモデル。加えて、無接点充電規格「Qi(チー)」に準拠し、天板の上に置いた「Qi」対応スマートフォンなどを充電することができる。後日提供予定のAndroid用アプリで、充電中にスマートフォンで撮影した写真の自動取り込みにも対応する予定。

ブルーレイディーガ DMR-BWT620/DMR-BWT520/DMR-BRT220

 「DMR-BWT620/DMR-BWT520」は、地上・BS・110度CSデジタルチューナーを2基ずつ搭載し、デジタル放送を2番組同時に録画できる。エントリーモデル「DMR-BRT220」は各チューナー1基のシングルチューナーだが、高さ41.5mmと薄く、業界最小の年間消費電力量18.9kWhを実現した。

 6機種とも、「Blu-ray 3D」の再生に対応し、電子番組表やスタートメニューの検索画面からシリーズ番組や番組グループを選んで丸ごと自動で録画する「まとめて予約」や、制作時期の古い番組を見やすい画質に改善する「旧作モード」を新たに搭載するなど、充実した録画・再生機能を備える。MPEG-4 AVC/H.264での記録モード数は、従来の6モードから21モードに増え、最大で1.5倍から15倍までの長時間録画モードを選べるようになった。

 「DMR-BRT220」以外は、クラウド型インターネットサービス「ビエラ・コネクト」に対応し、アプリを追加できる(「BWT620/520」はSkype非対応)。「ビエラ・コネクト」は、2012年春にスタート予定のVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービス「もっとTV」に対応し、リモコンの「もっとTV」ボタンを押すだけで手軽に楽しめる。

 HDD容量は、「DMR-BZT920」が2TB、「DMR-BZT820」「DMR-BWT620」が1TB、「DMR-BZT720」「DMR-BRT220」が500GB。いずれも市販のUSB接続のHDDを最大8台まで増設できる。

 価格はすべてオープン。実勢価格は、「DMR-BZT920」が22万円前後、「DMR-BZT820」が13万円前後、「DMR-BZT720」が10万円前後、「DMR-BWT620」が10万円前後、「DMR-BZT720」が8万5000円前後、「DMR-BRT220」が6万円前後の見込み。