ソニー、Wi-Fi機能搭載のサイバーショット「DSC-TX300V」、「置くだけ充電」に対応

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2012/01/31 11:28

 ソニーは、コンパクトデジタルカメラ「Cyber-shot (サイバーショット)」シリーズの新モデルとしてWi-Fi機能を備える「DSC-TX300V」を3月9日に、タッチパネルを搭載したエントリモデル「DSC-WX70」を2月17日に発売する。価格はオープンで、実勢価格は「DSC-TX300V」が5万円前後、「DSC-WX70」が2万8000円前後の見込み。

Wi-Fi機能を備える「Cyber-shot DSC-TX300V」

 「DSC-TX300V」はWi-Fi機能を備え、専用アプリ「PlayMemories Mobile」をインストールしたスマートフォンやタブレット端末で、カメラ内の静止画を閲覧したりFacebookやTwitterなどのSNSへアップしたりできる。PCでは、静止画だけでなく、動画の閲覧・保存ができる。

「DSC-TX300V」内の画像をスマートフォンに表示できる

 近距離無線転送技術「TransferJet」に対応し、非接触充電/給電機能をもつクレードル「マルチステーション」での充電に対応。上に置いた状態でカメラの電源をオンにすることで、内蔵バッテリの電力を消費せずに「TransferJet」でPCへデータを転送できる。

 フロントパネル部に強化ガラス板を用いた独特なデザインを採用。水深5mまでの防水性能と、防塵性能、マイナス10度まで耐えられる耐低温性能を備える。背面には、3.3型の静電容量式タッチパネル有機ELディスプレイを搭載する。

 有効1820万画素の裏面照射型CMOSセンサと、35mmフィルム換算で26~130mmの光学5倍ズームレンズを搭載。ISO感度はプレミアムオート時でISO 12800で、暗いシーンでもノイズを抑えてきれいな静止画を撮影できる。

 タッチパネルを搭載したエントリモデル「DSC-WX70」は、有効1620万画素の裏面照射型CMOSセンサ「Exmor R」を搭載。画像処理エンジン「BIONZ」を採用し、信号処理技術を進化。プレミアムおまかせオート時でISO 12800での撮影に対応する。35mmフィルム換算で25~125mmの光学5倍ズームレンズを備え、全画素超解像を使った電子ズームと組み合わせて、最大光学10倍相当のズームを実現する。

タッチパネルを搭載する「Cyber-shot DSC-WX70」

 ピクチャーエフェクトは、前モデルの「トイカメラ」や「パートカラー」などの7種類に新たに「水彩画調」「イラスト調」を加え、計9種類になった。このほか、顔検出や動きに対応するスイングパノラマ撮影や、「3Dスイングパノラマ」による3D静止画を撮影できる。