サイバーリンクは、3D動画の編集・作成に対応し、編集処理をさらに高速化したハイビジョンビデオ編集ソフト「PowerDirector 10」のダウンロード販売を、10月11日に開始した。

　48種類のビデオエフェクトの処理速度向上とCPUの負荷低減を実現。編集に使用した動画形式を分析し、高画質で効率的なエンコードが可能な出力形式を自動で選定する。編集に使用するトラックは最大100本まで拡張でき、動画・音楽・画像ファイルや、タイトルやパーティクルエフェクトなどを自由に配置できる。また、「NewBlue FX」のプラグインが利用できるようになり、タイムラプス動画の作成に対応するなど、編集機能を強化した。

　3D編集に対応し、ネイティブ3D形式の動画および画像を直接取り込んで編集できる。さらに、「TrueTheater」技術によって、2D素材の3D変換出力に対応。編集した3D動画はDVD-Rやブルーレイディスク（BD）に書き込むことができ、3D動画ファイルとして書き出すこともできる。編集モードは、アプリケーション起動時に、「フル機能エディター」「イージーエディター」「スライドショークリエーター」から、目的に合わせて選択する。

　ビデオや画像をタイムライントラックに配置するだけで、エフェクトやテンプレートを使用したビデオをウィザード形式で簡単に作成できる「Magicウィザード」や、音声ボリュームを均一のレベルに統一する「オーディオノーマライザー」を備える。

　SNSや動画共有サービスへ、動画を直接アップロードに対応。従来バージョンで対応していたFaceBookとYouTubeに加え、DailymotionとVimeoに対応した。日本語版は、さらにニコニコ動画への直接アップロードにも対応している。

　価格は、「PowerDirector10 Ultra」が1万1800円、「Ultra」から64ビット対応やBD書き込みなどの機能を省いた「PowerDirector 10 Deluxe」が9200円。旧バージョンのユーザーを対象にした「PowerDirector 10 Ultra アップグレード版」が9800円、「PowerDirector 10 Deluxe アップグレード版」が7300円。

　パッケージ版は「PowerDirector10 Ultra」のみで、10月28日発売。価格は、「PowerDirector10 Ultra」が1万5540円、「PowerDirector10 Ultra ガイドブックセット」が1万7640円、「PowerDirector10 Ultra 特別優待版」が1万290円、「PowerDirector10 Ultra 特別優待版 ガイドブックセット」が1万2390円、「PowerDirector10 Ultra アカデミック版」が7980円。