ソニー、3D対応の家庭用4Kプロジェクター「VPL-VW1000ES」を世界で初めて商品化

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2011/10/03 21:17

 ソニーは、10月3日、記者会見を開き、1920×1080画素のフルハイビジョン(フルHD)の4倍を超える4096×2160画素(4K)の3D対応4Kホームシアタープロジェクター「VPL-VW1000ES」を世界で初めて商品化し、12月下旬に発売すると発表した。価格は168万円。

VPL-VW1000ES

 独自のハイフレームレート対応フルHDパネル「SXRD(Silicon X-tal Reflective Display)」に、4K映像投影用の改良を加えた新開発4Kディスプレイデバイス「SXRD」や、フルHD解像度の映像を高精細でリアルな4K映像に変換する新開発の「4K映像表示デバイス向けデータベース型超解像処理LSI」などを搭載。近距離の映像視聴でも滑らかで奥行き感や臨場感のある高精細な4K映像を映し出す。

 根本章二業務執行役員SVPプロプロフェッショナルソリューション事業本部本部長は、「業務用4K技術や半導体など、ソニーの総合力を結集した商品」と自信を示した。 

根本章二業務執行役員SVPプロプロフェッショナルソリューション事業本部本部長

 投影距離は、スクリーンの高さの1.5倍まで近づくことできる。例えば、縦横比16:9の120インチサイズの場合は、約2.3mで投影できる。距離のスクリーンに対する視野角は60度で、人間工学的にみても理想的な位置で視聴できるという。

 光源ランプは330W高圧水銀ランプ。投影サイズは60~300型で、輝度は最大2000ルーメン、ダイナミックコントラスト比100万:1。ファンノイズは約20dB。本体サイズは幅520×高さ200×奥行き640mm、重さ約20kg。3Dメガネ「TDG-PJ1」×2、USB充電ACアダプタなどが付属する。

 このほか、2012年年初をめどに、カメラで撮影した4K静止画をPS3経由で投写するアプリケーションを提供する予定だ。

 10月5日から幕張メッセで開催するアジア最大級のIT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN」に出展するほか、東京・銀座のソニーショールームで10月22~23日、大阪の「ソニーストア 大阪」で11月12~13日に体感会を実施する。