NTTドコモ、「Xiタブレットで20万台の販売を狙う」と山田社長、新サービス提供も

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2011/09/08 18:48

 NTTドコモは、9月8日、次世代通信LTEサービス「Xi(クロッシィ)」に対応するタブレット端末「GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D」「ARROWS Tab LTE F-01D」の2機種を発売するにあたって、製品発表会を開催した。山田隆持社長は、「Xiに対応したタブレット端末で1年間の販売台数20万台を狙う」と明言。利用者増を狙って、動画配信や映像コミュニケーション、ゲームの分野で新しいサービスを提供することを発表した。

新タブレット端末の発売にあたって製品発表会を開催

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 新端末の発売に伴って、これまで「ドコモ スマートフォン」の1ラインアップに位置づけていたタブレット端末を独立させ、「ドコモ タブレット」という新しいカテゴリで販売していく。

 山田社長は、「スマートフォンとタブレット端末は、これまで同じユーザー層だと捉えていたが、徐々にユーザー層が異なってきている」として、「例えば、法人がタブレット端末をよく使っている」と説明。今回の端末で「法人ユーザーを4割まで引き上げる」とした。2製品のユーザー層は、「強いて挙げれば、『GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D』が法人、『ARROWS Tab LTE F-01D』が個人の利用を想定している」という。

山田隆持社長

 米アップルが韓国サムスンに対して「『GALAXY』があからさまなコピーで特許および商標を侵害している」として訴訟を起こしたことについて、山田社長は、「日本での販売に影響はない」と断言した。

GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D(左)とARROWS Tab LTE F-01D

 利用者を増やすため、新サービスも提供。提供開始時のコンテンツとして、ハリウッド映画や海外ドラマなど数千のコンテンツをもつ「Hulu」、旬の話題をテーマにした情報バラエティ番組を毎日配信する「よしもとケータイバラエティJOOKEY」、ビデオ・コミュニケーションサービス「Qik ビデオ for DOCOMO」、オンラインゲームサービス「G CLOUD」の4種類を揃えた。

 発表会には、スペシャルゲストとして米Huluのジェイソン・カイラーCEOが登場。「当社のサービスが世界で初めてLTEに対応した。NTTドコモの発表は、当社にとっても非常に重要な意味をもつ」とアピール。「NTTドコモのお客様に限定したプロモーションを展開していく」との考えを示した。

米Huluのジェイソン・カイラーCEO

 料金プランの変更も発表。2年契約を前提に、月額5985円でデータ通信が使い放題の「Xiデータプラン フラット にねん」と、月額2500円から6510円の間でデータ利用量に応じて料金が決まる「Xiデータプラン2 にねん」のXiデータ通信専用プランを用意。データ量の上限5GBを7GBに変更した。