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マカフィー、2010年第4四半期の脅威レポート発表、モバイルマルウェアが前年の1.5倍に

ニュース

2011/02/14 19:10

 マカフィーは、2月9日、2010年第4四半期の脅威レポートを発表した。10年に新しく作成されたモバイルマルウェアの数は、前年の1.5倍に上り、モバイルデバイスへの脅威が着実に増加していることが明らかになった。

 最も興味深いモバイルの脅威は、ボットネット感染を利用したマルウェアSymbOS/Zitmo.AとAndroid/Geinimi。トロイの木馬であるAndroid/Geinimiは、Androidをターゲットとする初のボット型マルウェアで、第4四半期の脅威の中で最も重要な一つだ。

 最も活動的だった脅威は、Zeus-Murofet、Conficker、Koobface。IRS(米内国歳入庁)、ギフトカード、ポイントカード、ソーシャルメディアのアカウントを装うフィッシングURLも数多くみられた。マカフィーでは、検索結果の上位100件のうち、51%が悪質なサイトにリンクされており、これらの有害な検索ページには平均で5件以上の悪質なリンクが含まれていることを確認している。

 このほか、自動実行型のマルウェア(Generic!atr)、オンラインバンキングをターゲットとするトロイの木馬とダウンローダー(PWS、Generic.dx)、ウェブベースのエクスプロイト(StartPage、Exploit-MS04-028)などのマルウェアが確認された。

 また2010年は、マルウェア開発者がFlashとPDFテクノロジーの弱点を頻繁に悪用した。マカフィーのデータベースでは、ユニークサンプル数のなかで悪質なAdobe PDFが群を抜いて多く、エクスプロイトのターゲットとして最も悪用されていることが確認できる。