バックアップ向けHDD「Clickfree」を日本で発売、家庭のPC向けに

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2010/11/16 19:49

 ストレージ・アプライアンス・コーポレーションは、11月16日、PCのデータを自動でバックアップする外付けHDD「Clickfree(クリックフリー)」を、日本で発売すると発表した。3シリーズを12月上旬に発売する。価格はオープン。

 ストレージ・アプライアンス・コーポレーションは、2005年2月にカナダで設立された。08年4月に、PCのデータのバックアップを自動化した外付けHDD「Clickfree」を発売。日本でも「Clickfree」の事業を展開する。イアン・コリンズ・プレジデントは「ターゲットは、家庭にあるPC。簡単にデータがバックアップできる環境を日本のユーザーに提供していく」と日本市場参入の狙いを説明した。 

イアン・コリンズ・プレジデント

 「Clickfree」は、難しい設定をする必要がなく、接続すれば自動でデータのバックアップを実行する。「ソフトをインストールするなど、マウスで各種アイコンをクリックしなくてもバックアップできるから『Clickfree』という」(コリンズプレジデント)。2回目以降の接続は、差分ファイルをバックアップする。対応OSはWindows 7/Vista/XP、Mac OS X 10.5以降。 

Clickfree Wirelessシリーズ

 製品は、3シリーズをラインアップ。「Clickfree C2シリーズ」は、PCにUSBケーブルで接続するスタンダードモデル。容量と実勢価格は、ポータブルタイプの500GBが1万2500円前後、据置タイプの1TBが1万4500円前後の見込み。

 「Clickfree C2Nシリーズ」はネットワークに対応するモデル。複数のPCとネットワークでHDDを共有することができる「BackupLinkテクノロジー」を搭載する。OSがWindowsとMac混在していても使うことができる。容量と実勢価格は、ポータブルタイプの500GBが1万4000円前後、据置タイプの1TBが1万6000円前後の見込み。 

容量500GBのポータブルタイプ(写真はClickfree C2シリーズ)

 「Clickfree Wirelessシリーズ」も「C2Nシリーズ」と同様、「BackupLinkテクノロジー」を備え、本体を無線LANルータにつないでネットワークに接続する。複数のPCでHDDを共有でき、OSがWindows/Macで異なっていても利用できる。なお、製品にルータ機能は備えていない。容量は500GBで、実勢価格は1万9000円前後の見込み。 

容量1TBの据置タイプ(同上)

 同社の国内法人を統括する園部英生カントリーマネージャーは、PCのデータのバックアップを取らない人が多いことを指摘。その理由として、「設定の煩雑さ」「シニア層など操作に詳しくないユーザーの増加」「管理が途中で面倒になってやめてしまう」「HDDは恒久的なものであるという誤解」の4点を挙げた。

 コリンズプレジデントは、「全世界で家庭内のPCは10億台を超えており、15年には20億台に達するといわれている。PCには、家族の写真など大切なデータが数多く保存されており、こうしたデータを簡単に管理したいというニーズは高まっている」とバックアップ需要の可能性を語った。 

園部英生カントリーマネージャー

 また、この時期に日本市場に参入した理由について、「北米市場では過去2年間、ヨーロッパ市場では過去1年間の実績を積んでいる。こうした手応えから、日本でもバックアップのニーズがあるとみている」と期待を語った。さらに、「海外市場で展開してきたバックアップの啓発活動を日本でも行っていく」として、ユーザー獲得に向けて力を入れていく。

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