キヤノン、デジタル一眼の中級機「EOS 60D」、バリアングルモニタ搭載

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2010/08/26 19:42

 キヤノンは、8月26日、デジタル一眼カメラ「EOSシリーズ」の新製品として、モニタにバリアングル式液晶を採用した「EOS 60D」を9月中旬に発売すると発表した。価格はオープン。

 EOSシリーズとして初めてバリアングル式液晶を搭載し、ハイアングルやローアングルなど多彩な撮影スタイルに対応する。モニタサイズは3型で、ヒンジは左側に備える。また、有効画素数をEOS 50Dの約1510万画素から約1800万画素に向上したほか、ISOは常用で100-3200から100-6400まで高めている。ボディ単体重量は、EOS 50Dの約730gから約675gに小型・軽量化を図った。 

EOS 60Dのコミュニケーションパートナー、渡辺謙さん

 1920×1080画素のフルハイビジョンでの動画撮影にも対応。EOSシリーズとして初めてカメラ内でRAW画像の現像ができるようになった。撮像素子にはAPS-CサイズのCMOSセンサを搭載し、画像処理エンジン「DIGIC 4」と組み合わせることで、高精細な写真を記録する。 

EOS 60D

 約5.3コマ/秒の高速連写が可能。測距点は9点。撮影機能として、「ふんわりやわらかく」「くっきり鮮やかに」など、好みの風合いを指定して撮影する「表現セレクト機能」を装備。シリーズ初搭載の「アートフィルター機能」は、「ラフモノクロ」「ソフトフォーカス」「トイカメラ風」「ジオラマ風」の4種類を揃え、作品づくりが楽しめる。いずれの機能も、モニタで写真の変化を確認することができる。 

EOSシリーズとして初めてバリアングル式液晶を搭載

 写真のアスペクト比は3:2、4:3、16:9、1:1の切り替えができる。記録媒体はSD/SDHC/SDXCカード。データの記録形式は静止画がJPEG、RAW、JPEG+RAW、動画がMPEG4 AVC/H.264方式のMOV。ボディのサイズは幅144.5×高さ105.8×奥行き78.6mm。カラーはブラック。 

(左前)「EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM」、(左奥)「EF70-300mm F4-5.6L IS USM」、(右前)「エクステンダー EF2×III」、(右奥)「エクステンダー EF1.4×III」

 ラインアップと実勢価格は、「EOS 60D」ボディ単体が13万円前後、焦点距離が29-88mm(35mmフィルムカメラ換算)のレンズをセットにした「EOS 60D EF-S18-55 IS レンズキット」が14万円前後、焦点距離が29-216mm(35mmフィルムカメラ換算)のレンズをセットにした「EOS 60D EF-S18-135 IS レンズキット」が17万円前後の見込み。 

左から「EF400mm F2.8L IS II USM」「EF300mm F2.8L IS II USM」

 同時に、交換レンズの新製品を発表。6機種を11月以降に順次発売する。ラインアップと税別価格は、魚眼ズームレンズ「EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM」が15万円、望遠ズームレンズ「EF70-300mm F4-5.6L IS USM」が15万8000円、大口径の望遠レンズとして、「EF300mm F2.8L IS II USM」が75万円、「EF400mm F2.8L IS II USM」が125万円。 

左から「EF500mm F4L IS II USM」「EF600mm F4L IS II USM」

 また、カメラのボディとレンズの間に装着して焦点距離を伸ばすエクステンダーを発売。1.4倍の「エクステンダー EF1.4×III」が5万5000円、2倍の「エクステンダー EF2×III」が5万5000円。

 このほか、現在開発中のレンズとして、超望遠レンズ「EF500mm F4L IS II USM」「EF600mm F4L IS II USM」を発表した。これら2本のレンズは、ドイツ・ケルンで開催する写真・映像関連機器の展示会「フォトキナ2010」に参考出展する。 

(左から)キヤノンマーケティングジャパンの川崎正己代表取締役社長、渡辺謙さん、キヤノンの真栄田雅也常務取締役 イメージコミュニケーション事業本部長

 広告宣伝では、コンセプトに“趣味なら本気で”を掲げ、コミュニケーションパートナーとして俳優の渡辺謙さんを起用。テレビCMを9月中旬から放映する。渡辺さんは「EOS 60D」について、「いろいろなシーンで活躍するカメラなので、ぜひ撮影に挑戦してください」と語った。

 発表会では、キヤノンマーケティングジャパンの川崎正己社長がキヤノンのデジタル一眼カメラの販売動向を説明。「EOS 7DやEOS 50Dなどが好調で、メーカー別の販売台数・金額シェアの向上を後押ししている。新製品の『EOS 60D』は、コンパクトデジタルカメラやデジタル一眼の初級機からの乗り換えに期待できるモデル」と、自信をみせた。

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