三菱電機、HDDとBD搭載の3D対応液晶テレビ、10月発売へ

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2010/08/24 17:57

 三菱電機は、8月24日、HDDとBD(ブルーレイディスク)レコーダーを搭載した3D対応液晶テレビ「REAL」のMDR1シリーズ3機種を10月21日に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は40V型「LCD-40MDR1」が30万円前後、46V型「LCD-46MDR1」が40万円前後、55V型が「LCD-55MDR1」50万円前後の見込み。発表会で荒木茂・リビング・デジタルメディア事業本部家電事業部長は、「高めの価格設定だが、他社にない機能の価値をしっかり伝えていく」と自信を示した。

 3D対応の「MDR1シリーズ」は、現行のHDD/BDレコーダー搭載の「BHRシリーズ」と、高画質・高音質の「MZWシリーズ」とを融合したモデル。放送の3D信号はサイドバイサイド方式、パッケージソフトの3D信号はフレームパッキング方式に対応し、3D映像は専用メガネをかけて視聴する。3Dメガネは標準で2本が付属し、別売も予定する。実勢価格1万円前後の見込み。

内蔵HDDとBDレコーダーを搭載した3D対応液晶テレビ「REAL」MDR1シリーズ

 同社の家電製品全般について、子どもからシニアまで、らくに使えるように配慮した機能を「らく楽アシスト」と命名。「MDR1シリーズ」については、視聴角度が自動で変えられる同社独自の「オートターン」や、好みに合わせて3D映像の奥行き感を4段階に切り替えできる「奥行きアジャスター」などを「らく楽アシスト」として打ち出し、訴求していく。さらに2D映像を3Dに疑似変換する機能も搭載するなど、「ただ単に3Dに対応しただけではない」(阿部正治・京都製作所長)と強調した。

3D映像の奥行き感を好みに合わせて調節できる

 液晶は、LEDバックライトを搭載し、4倍速駆動に対応したグレア(光沢)の新「DIAMOND Panel」。チューナーは、地上・BS・110度CSデジタルを各2基搭載する。内蔵HDDは1TBで、フルハイビジョンで最大約900時間録画できる。デジタルテレビ向けネットサービス「アクトビラ」対応。